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自民党動き鈍いのは財政破綻待ちか? [政治]

東日本大震災の復興特別委員会も衆議院で始まり、国の建直しも遅々としながらボチボチ
スタートしています。

政権与党の実行力は、経験不足や執行能力のある人材不足の故、予想もつくところですが
野党自民党も、これまで戦後の政権運営を続けてきたわりには、下野してこのかた、
鈍いといわざるを得ないでしょう。

党内で長老や派閥領袖系、若手改革派系などそれぞれ自らの看板と地盤を背負って、
新たな自民党のあり方を模索しつつも過去のしがらみから、未だ抜けられないのが
現状でしょう。

その意味で、現在谷垣総裁が代表に納まっていることは、バランス感覚的にみて
なるほどといった印象です。しかし、その一方で野党でありながらも行儀も良すぎる
という印象も拭えません。もう少しチャレンジャーとして寝技から立ち技、禁じ手から
スキャンダル流し、マスコミ操作から風評垂れ流しなど清濁合わせて倒閣打倒民主党
の手を繰り出しても良さそうですが、随分オトナシイようです。

谷垣総裁ですと、丁寧謙譲尊敬語をちりばめ、石原幹事長や石破政調会長などみなさん
言葉はきつくてもやさしく見えそうな人ばかりです。
どうも腰が入ってないですねェ。
繁栄バブルの後、日本の政治家はみんな民主党も自民党もエリートばかりの集団に
なってしまったのでしょうか?

国会での突込み質疑はあっても、そこから踏み込んだ突込み行動は見られませんし
終いは、なあなあで与野党そろって粛々と時間とともに政治が流されて行きます。

本腰入れて倒閣政権奪取ということになると、財政再建の目途が立たない火中の栗を
拾いにいくような事になりそうで、しばらくは野次を飛ばしながらも対岸で政権の
成り行きをウォッチしておくほうが得策と自民党は見ているような気がします。

そんな時折に起こった大震災でますます手をつける事が難しくなったところで、
やや危機感発生するも、行くところまで行ってそこから反転し再生復興を国民とともに
狙いたいといったスタンスで野党暮らしをしばらく続けるというのが自民党の
現状のように思えます。

今は国難の時ゆえ、国会紛糾し与野党で政局をもてあそんでいる時ではないといった
有識者の意見がよく聞かれますが、民主主義社会を選択した以上今こそ紛糾し
与野党入り乱れて政局を左右し政策などというきれい事のみに拘わらず、手を出し足を出し
知略謀略すべての技を使って相手を落とし込み権力の座を奪取する時ではあるまいか?

戦国乱世の時代であればあるほど、犠牲や損失を積み上げ多くの時間を必要とする
ものだと歴史は教えてくれているのではなかろうか。
しかし現状はそのようなエネルギーすら感じられません。
戦火にまみれて、荒野と化した地に新たなリーダーが生まれ、新しい秩序が形成される
ように時代が要請しているのかもしれません。

乱心乱舞、魑魅魍魎、百鬼夜行大いに出でて新生日本の新芽が育つのかも!?




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