徒然ペンペン草
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/
徒然なるままに、よしなし事を書きつけます。
電脳法師
2012-09-28T14:12:33+09:00
ja
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ねじれ国会とは民主〇△自公△〇国民XXの構図
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2012-09-28
自民党で安倍新総裁が誕生して、世の注目は解散総選挙に移ってきたようです。しかし、総選挙があろうとなかろうと参院選挙まではねじれ国会が続くことには変わりありません。政権交代で民主党政権となり参院選を経てねじれ状態が生じているわけですが、これにより与党は自らの政策を思うように実現できず野党との妥協譲歩を経て、政治を決めていかざるを得ないわけです。その際三党合意が適例のように国民に負担を強いるようなテーマの場合、負の側面どうしで対立構造を創出し、お互いの主張する一部の点について我党の意見が通ったものとして主眼である消費増税を実現し、~やむなし。~ざるを得ない的雰囲気をかもしだした上で国民に納得してもらうという構図でしょう。すなわち、民主与党は野党自公の主張に譲歩し、野党自公は表面上解散と騒ぎつ自らの主張が一部容認されたとして議会で賛成ないし棄権という立場で政治が進められ、最終的に国民が一番負けということになるわけでしょう。目下、きたるべき解散後の自民党政権に関心が寄せられているようですが、今回の総裁選挙は初めに安倍新総裁ありきでそこから逆算して選出のシナリオが描かれているように思えます。相対的に多くなった党員票をうまくコントロールして次世代のあるべき自民党政権に誘導していくため多数の立候補者を立てて、石破氏という脱長老派閥イメージの有力者を当て馬ヒーローとして決戦投票までシナリオを描き民主的決戦を作り出したというところでしょう。それはそれとして、自民党の人材輩出要領はさすがに優れたもので人材もそろっているなあという今回の総裁選だったという印象です。民主党の意思決定プロセスや、野合から統合へ向かう過程があまりに稚拙で見てられないくらいにひどいものだということなのかもしれません。前回首相時代の安倍新総裁は、若きプリンスとして極めて難しい政権運営を迫られ、若さ故の闘志が押しつぶされてしまいましたが、それ以後年齢を経て充実した胆力を育まれたように感じられます。だからこそ近くにいる議員諸氏の支持を集めているのでしょう。一方野田総理は、能弁で卒のない振舞いですがかなり頑固な一面で、決められない民主党という批判の下、意思を固めたら変わらないという一徹なところがありますが、意地っ張りという側面も感じられ度量の大きさという面ではまだ小兵の域ではとの印象です。谷垣前自民総裁は、自民下野にあたり野党下での適任者として最初から人選され今回の総..
政治
電脳法師
2012-09-28T14:12:33+09:00
しかし、総選挙があろうとなかろうと参院選挙まではねじれ国会が続くことには変わり
ありません。
政権交代で民主党政権となり参院選を経てねじれ状態が生じているわけですが、これにより
与党は自らの政策を思うように実現できず野党との妥協譲歩を経て、政治を決めていかざる
を得ないわけです。その際三党合意が適例のように国民に負担を強いるようなテーマの
場合、負の側面どうしで対立構造を創出し、お互いの主張する一部の点について我党の意見が
通ったものとして主眼である消費増税を実現し、~やむなし。~ざるを得ない的雰囲気を
かもしだした上で国民に納得してもらうという構図でしょう。
すなわち、民主与党は野党自公の主張に譲歩し、野党自公は表面上解散と騒ぎつ自らの
主張が一部容認されたとして議会で賛成ないし棄権という立場で政治が進められ、最終的に
国民が一番負けということになるわけでしょう。
目下、きたるべき解散後の自民党政権に関心が寄せられているようですが、今回の総裁選挙
は初めに安倍新総裁ありきでそこから逆算して選出のシナリオが描かれているように
思えます。
相対的に多くなった党員票をうまくコントロールして次世代のあるべき自民党政権に誘導して
いくため多数の立候補者を立てて、石破氏という脱長老派閥イメージの有力者を当て馬ヒーロー
として決戦投票までシナリオを描き民主的決戦を作り出したというところでしょう。
それはそれとして、自民党の人材輩出要領はさすがに優れたもので人材もそろっているなあと
いう今回の総裁選だったという印象です。
民主党の意思決定プロセスや、野合から統合へ向かう過程があまりに稚拙で見てられない
くらいにひどいものだということなのかもしれません。
前回首相時代の安倍新総裁は、若きプリンスとして極めて難しい政権運営を迫られ、若さ故
の闘志が押しつぶされてしまいましたが、それ以後年齢を経て充実した胆力を育まれた
ように感じられます。だからこそ近くにいる議員諸氏の支持を集めているのでしょう。
一方野田総理は、能弁で卒のない振舞いですがかなり頑固な一面で、決められない民主党
という批判の下、意思を固めたら変わらないという一徹なところがありますが、意地っ張りという
側面も感じられ度量の大きさという面ではまだ小兵の域ではとの印象です。
谷垣前自民総裁は、自民下野にあたり野党下での適任者として最初から人選され今回の
総裁選立候補ファイテイングポーズまでが自らの仕事だと当初から考えていたのでしょう。
解散などないにかかわらず解散解散と叫び続けなければならなかったお役目、お疲れさんです。
今後の政治政局は、さらなる難局に向かざるを得ませんが野田首相と安倍総裁の相性は
どのようになるのか、おもしろい展開になりそうです。
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米国の経常収支赤字を考える
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2012-09-14
国際通貨研究所の行天豊雄氏編著の「世界経済は通貨が動かす」から米国の経常収支赤字の将来見通しについて、メモしておこう。米国の経常収支は2006年にGDP比率で6%の赤字をピークに、2009年、2010年は概ね3%程度となっている。赤字である限り米国の対外純負債の膨張は止まらずいずれ限界となる・・・という米ドル凋落論は次のようなシナリオを考えている。米国の経常収支赤字が続くことによる対外純負債の膨張が、海外投資家のドル資金需要をいつか超える。その時には海外投資家の対米投資フローが細り、あるいは資金が本国へ引き揚げられる。その結果ドル相場の下落と米国資本市場からの資金流出がスパイラル的に生じ、ドルの凋落が決定的になるというドル危機シナリオである。しかし、対外純負債のGDP比率が発散しなければ持続可能であり、長期の対外資産負債のシミュレーションをすれば、米国の貿易赤字が対GDP比4%程度のマイナスであれば改善ないし安定化できる。即ち、米国の対外資産と負債の間には総合投資リターンで過去20年にわたって趨勢的に4%のプラスのリターン格差があり、しかも対外資産も負債もGDP比率で見て増加するトレンドが続いている。そのため、莫大な所得収支黒字と評価益(キャピタルゲイン)が貿易赤字の累積を相殺するからである。マクロ政策の失敗により、米国のインフレが世界のインフレ率から飛び抜けるような事態とならない限りドル危機シナリオは杞憂に終わるだろう。ということで、この総合投資リターンの格差を4%ないし3%程度に確保していくことが必要であり、強いドルは国益という路線はリターン格差を縮小させる為危険となる一方、海外投資家が対米投資を引き揚げるような短期的危機の場合はリーマンショックのような世界的金融不安が生じる。従って、今後このリターン格差が縮小していくトレンドとなれば、ドル相場の趨勢的に緩やかな下落がソフトランデイングの理想的シナリオとなるということです。
経済
電脳法師
2012-09-14T13:57:16+09:00
の将来見通しについて、メモしておこう。
米国の経常収支は2006年にGDP比率で6%の赤字をピークに、2009年、2010年は概ね3%
程度となっている。赤字である限り米国の対外純負債の膨張は止まらずいずれ限界となる・・・
という米ドル凋落論は次のようなシナリオを考えている。
米国の経常収支赤字が続くことによる対外純負債の膨張が、海外投資家のドル資金需要を
いつか超える。その時には海外投資家の対米投資フローが細り、あるいは資金が本国へ
引き揚げられる。その結果ドル相場の下落と米国資本市場からの資金流出がスパイラル的に
生じ、ドルの凋落が決定的になるというドル危機シナリオである。
しかし、対外純負債のGDP比率が発散しなければ持続可能であり、長期の対外資産負債の
シミュレーションをすれば、米国の貿易赤字が対GDP比4%程度のマイナスであれば改善ないし
安定化できる。
即ち、米国の対外資産と負債の間には総合投資リターンで過去20年にわたって趨勢的に
4%のプラスのリターン格差があり、しかも対外資産も負債もGDP比率で見て増加するトレンド
が続いている。そのため、莫大な所得収支黒字と評価益(キャピタルゲイン)が貿易赤字の
累積を相殺するからである。
マクロ政策の失敗により、米国のインフレが世界のインフレ率から飛び抜けるような事態と
ならない限りドル危機シナリオは杞憂に終わるだろう。
ということで、この総合投資リターンの格差を4%ないし3%程度に確保していくことが必要で
あり、強いドルは国益という路線はリターン格差を縮小させる為危険となる一方、海外投資家
が対米投資を引き揚げるような短期的危機の場合はリーマンショックのような世界的金融不安
が生じる。
従って、今後このリターン格差が縮小していくトレンドとなれば、ドル相場の趨勢的に緩やかな
下落がソフトランデイングの理想的シナリオとなるということです。
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インフレについて
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2012-09-03
インフレの空気がすこ~しだけ流れつつあるように思うので、気に止まったことをメモしていこう。円安で輸入資源価格が原油、天然ガスなど値上がりにより工業品等の値下がりが止まる、または値上がりに転じる一方で、主力輸出メーカーなどは国内で利益が出ないように海外子会社などで歩留まりが多くなるよう再販売や取引条件を変える工夫をしていく。カルテル行為を政府が公認して価格を維持ないし吊上げデフレ防止しインフレへ誘導する。(すでに消費税増税による中小企業対策として、納品価格値上げを支援するようです。)生活基盤保護のため、急速なインフレに対して家賃統制の可能性あるか?日銀の紙幣乱発を回避して、財政難の自治体や東電のような企業が代替貨幣としてクーポンなどを発行する。さらに予想されることを、今後もメモしていくことにしよう。
経済
電脳法師
2012-09-03T12:20:12+09:00
円安で輸入資源価格が原油、天然ガスなど値上がりにより工業品等の値下がりが止まる、または
値上がりに転じる一方で、主力輸出メーカーなどは国内で利益が出ないように海外子会社などで
歩留まりが多くなるよう再販売や取引条件を変える工夫をしていく。
カルテル行為を政府が公認して価格を維持ないし吊上げデフレ防止しインフレへ誘導する。
(すでに消費税増税による中小企業対策として、納品価格値上げを支援するようです。)
生活基盤保護のため、急速なインフレに対して家賃統制の可能性あるか?
日銀の紙幣乱発を回避して、財政難の自治体や東電のような企業が代替貨幣としてクーポン
などを発行する。
さらに予想されることを、今後もメモしていくことにしよう。
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日銀の資産買入基金が日本版欧州金融安定基金の母体?
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-10-28
日銀の資産買入基金が8月に続き拡大し55兆円規模となりました。金融緩和策の一環ですが、今回は日本の金融市場は安定しているものの円高対策へのスパイスとして炙り出された金融政策のような印象です。内容的には5兆円増加策全部が長期国債買入にあてられるということで長国買入は全部で9兆円になるわけです。当初35兆円規模の3ヶ月と6ヶ月の資金供給オペレーションとして特別金融政策とする鳴物入りで始まった緩和策が、基金組成とともに長期物にシフトしてきているようです。市場関係者は緩和策麻痺症候群にかかっているようで、もう内容などあまり関心無く数字だけ見てるだけのようです。日銀はこの他日銀券ルールのもとで、年間21.6兆円長期国債を買入れていると注釈してます。慎重に慎重に国債買入れシステムを構築しているような気配です。もうそろそろ、長期物国債の市場消化がきつくなり始めているのでしょうか。頼りになる長国買付け先が金融機関である銀行と保険になりつつあるようで、当分の間は行政指導的に買入れ調整ができるのかもしれませんが、かなりナロースペースになりつつあるのかも?来年は100兆円規模が視野になってくるのかもしれませんが、この基金は2012年末で増額完了予定としているので、その頃に基金は日銀のバランスシートから切り離されて独り立ちし、自己増殖していくのかもしれません。日銀の責任範囲でもなく財務省のものでもなく政府のものでもないようなお化け基金となるのかもしれません。やがて増殖した基金は、IMFや世界銀行、中国をはじめとする新興国の資金を頼りとする日本版の欧州金融安定基金(EFSF)のようなものに成長していくことになるのでしょうか。
経済
電脳法師
2011-10-28T13:51:18+09:00
金融緩和策の一環ですが、今回は日本の金融市場は安定しているものの円高対策への
スパイスとして炙り出された金融政策のような印象です。
内容的には5兆円増加策全部が長期国債買入にあてられるということで長国買入は
全部で9兆円になるわけです。当初35兆円規模の3ヶ月と6ヶ月の資金供給オペレーション
として特別金融政策とする鳴物入りで始まった緩和策が、基金組成とともに長期物に
シフトしてきているようです。
市場関係者は緩和策麻痺症候群にかかっているようで、もう内容などあまり関心無く
数字だけ見てるだけのようです。
日銀はこの他日銀券ルールのもとで、年間21.6兆円長期国債を買入れていると注釈してます。
慎重に慎重に国債買入れシステムを構築しているような気配です。
もうそろそろ、長期物国債の市場消化がきつくなり始めているのでしょうか。頼りになる
長国買付け先が金融機関である銀行と保険になりつつあるようで、当分の間は行政指導的に
買入れ調整ができるのかもしれませんが、かなりナロースペースになりつつあるのかも?
来年は100兆円規模が視野になってくるのかもしれませんが、この基金は2012年末で増額
完了予定としているので、その頃に基金は日銀のバランスシートから切り離されて独り立ち
し、自己増殖していくのかもしれません。日銀の責任範囲でもなく財務省のものでもなく
政府のものでもないようなお化け基金となるのかもしれません。
やがて増殖した基金は、IMFや世界銀行、中国をはじめとする新興国の資金を頼りとする
日本版の欧州金融安定基金(EFSF)のようなものに成長していくことになるのでしょうか。
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日本国債の格付け
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-08-16
現在、日本国債の格付けはスタンダード&プアーズがAA-で4月からネガテイブ見通しムーデイーズがAAで5月からネガテイブ見通しです。ムーデイーズは3ヶ月で見通しを決めるようなので、そろそろ8月下旬でAA-ということになりそうです。菅政権の退陣スケジュールに合わせたタイミングで変更になりそうな予感です。新政権誕生といったルンルンムードの中で警告的指導!?てな感じでしょうか。まあそのようなメデイア解説があちこちに見られるのかもしれません。また、スタンダード&プアーズでは格下げとなるとA+ということになるので、いよいよ超一流先進国からフツーの先進国並みということになるのでしょうか?S&P社の見直し変更は9月下旬頃でしょうから、新政権の下でいよいよ第三次補正予算と平成24年度予算の概要が見通せる状況になったあたりということでしょう。今回の変更があった場合もマーケットの論調は、95%の国債を国内で保有されているので大勢に影響なしということで反応はなく、あるいはむしろ米国債格下げの時のように逆に買い込まれ利回り低下ということになるのでしょうか。素人なのでどのように変化するのかさっぱりわかりませんが、すでにシナリオ予定は組まれているのではという気がします。
経済
電脳法師
2011-08-16T13:40:55+09:00
ムーデイーズがAAで5月からネガテイブ見通しです。
ムーデイーズは3ヶ月で見通しを決めるようなので、そろそろ8月下旬でAA-ということに
なりそうです。
菅政権の退陣スケジュールに合わせたタイミングで変更になりそうな予感です。
新政権誕生といったルンルンムードの中で警告的指導!?てな感じでしょうか。
まあそのようなメデイア解説があちこちに見られるのかもしれません。
また、スタンダード&プアーズでは格下げとなるとA+ということになるので、
いよいよ超一流先進国からフツーの先進国並みということになるのでしょうか?
S&P社の見直し変更は9月下旬頃でしょうから、新政権の下でいよいよ第三次補正予算と
平成24年度予算の概要が見通せる状況になったあたりということでしょう。
今回の変更があった場合もマーケットの論調は、95%の国債を国内で保有されているので
大勢に影響なしということで反応はなく、あるいはむしろ米国債格下げの時のように
逆に買い込まれ利回り低下ということになるのでしょうか。
素人なのでどのように変化するのかさっぱりわかりませんが、すでにシナリオ予定は
組まれているのではという気がします。
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収縮と縮小のスタート2
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-07-26
福島原発事故をきっかけとして脱原発意識が高まっていますが、国民生活の安心安全が求めらる一方でその裏返しとして発電能力は制約されてしまいます。節電による電力消費減少で国内生産力は収縮し、法人個人の民間消費支出もケチケチモードで縮小に向かうことが考えられます。普段、節約したくても社交上できなかった出費やお付き合い的取引などはここぞとばかりに、削減カットの対象になるでしょう。一時的に東日本大震災の復旧復興需要で経済活発化することになるわけですが、その後収縮と縮小した小振りの日本経済市場が出現することになると予想されます。消費は美徳だなどと言っていた昭和の頃が懐かしいですね。もっとも、中国ではこれから設備投資と輸出中心の経済成長から消費を主力エンジンにした経済成長に転換されそうですから、まさに消費は美徳といった時代がやってくるのかもしれません。企業も円高と国内市場の停滞で海外シフトを促進させようとしており、国内雇用と設備投資需要はますます減少しそうな気配です。このような情勢で貿易収支は減少ないし赤字となり、潜在成長率は低下しGDPは一向に伸びない成熟国になっていくのでしょうか。復興需要では根本的な需給ギャップを埋めることもできず、企業はこのような将来を見越して企業の集約活動を活発化しているようです。新日鉄住金の統合や日立三菱重工の統合話等経営効率化や人員削減に向けて収縮縮小化のファーストステップがあちこちに見られるようになってきました。それにしても、経済活動の基本を考えた時、哲学者である萱野稔人氏の化石燃料が19、20世紀の世界の経済成長を促し、それは人類史上ものすごい発展であったという解説に感銘しました。近時、原発問題に直面し再生可能エネルギーがクローズアップされていますが、同氏の見解によれば、原油などの化石燃料も何億年という年月をかけて太陽というエネルギーによってストックされたものに変わりなく、現在焦点となっている太陽や風力エネルギーと根っ子は同じなのだというものです。そして、その出力からすれば、このような再生可能エネルギーは化石燃料に比べれば何分の一程度に過ぎず代替物とはなりえない。また、太陽や風力は発電にしか使えず鉱物から鉄を作り、また化学生成物を作ることもできないばかりかこのようなエネルギーを利用するために必要な蓄電池などは膨大な化石燃料を使って作られる。即ち、再生可能エネルギーに補助的な意義はあっても化石燃料..
経済
電脳法師
2011-07-26T13:43:46+09:00
一方でその裏返しとして発電能力は制約されてしまいます。
節電による電力消費減少で国内生産力は収縮し、法人個人の民間消費支出もケチケチモード
で縮小に向かうことが考えられます。普段、節約したくても社交上できなかった出費や
お付き合い的取引などはここぞとばかりに、削減カットの対象になるでしょう。
一時的に東日本大震災の復旧復興需要で経済活発化することになるわけですが、その後
収縮と縮小した小振りの日本経済市場が出現することになると予想されます。
消費は美徳だなどと言っていた昭和の頃が懐かしいですね。
もっとも、中国ではこれから設備投資と輸出中心の経済成長から消費を主力エンジンに
した経済成長に転換されそうですから、まさに消費は美徳といった時代がやってくるのかも
しれません。
企業も円高と国内市場の停滞で海外シフトを促進させようとしており、国内雇用と設備投資需要は
ますます減少しそうな気配です。
このような情勢で貿易収支は減少ないし赤字となり、潜在成長率は低下しGDPは一向に
伸びない成熟国になっていくのでしょうか。
復興需要では根本的な需給ギャップを埋めることもできず、企業はこのような将来を見越して
企業の集約活動を活発化しているようです。新日鉄住金の統合や日立三菱重工の統合話等
経営効率化や人員削減に向けて収縮縮小化のファーストステップがあちこちに見られるように
なってきました。
それにしても、経済活動の基本を考えた時、哲学者である萱野稔人氏の化石燃料が19、20世紀
の世界の経済成長を促し、それは人類史上ものすごい発展であったという解説に感銘
しました。
近時、原発問題に直面し再生可能エネルギーがクローズアップされていますが、同氏の
見解によれば、原油などの化石燃料も何億年という年月をかけて太陽というエネルギーに
よってストックされたものに変わりなく、現在焦点となっている太陽や風力エネルギーと
根っ子は同じなのだというものです。
そして、その出力からすれば、このような再生可能エネルギーは化石燃料に比べれば
何分の一程度に過ぎず代替物とはなりえない。また、太陽や風力は発電にしか使えず
鉱物から鉄を作り、また化学生成物を作ることもできないばかりかこのようなエネルギー
を利用するために必要な蓄電池などは膨大な化石燃料を使って作られる。
即ち、再生可能エネルギーに補助的な意義はあっても化石燃料を凌駕するような
機能はなく、それは原子力でも同様だとしています。
このことから、化石燃料を中核とした経済成長は先進国においてフルアップ状態に近づき
つつあり低成長を余儀なくされ、一方途上国においては、この化石燃料を主体とした
発展が天井を打つまでは先進国がこれまで経験したような発展を望めそうという
ことになるようです。
グローバル経済はこのように変化進展していくように思えてなりません。
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財政再建シナリオと市場の動き
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-07-19
三菱モルガンスタンレー証券の6月10日リポートで財政再建シナリオを描いています。慎重型政策シナリオでは、デフレ脱却政策は無し 社会給付の抑制は無し 増税はある程度実施されるも税収増につながらず 社会保障関係費はさらなる増大 チビチビ歳出削減で財政赤字はさらに悪化 生産性の伸び率もそれほど進まず 高齢者厚遇の選挙制度は改革進まず その結果、財政赤字は拡大しデフレも悪化 名目GDPはますます縮小し、財政持続は不可能へ 企業の海外シフトは加速、経常黒字は消滅 国内貯蓄者は資産を海外シフトし国債利回りが上昇 日銀は財政赤字のマネタイズを余儀なくされインフレ期待が台頭 円は下落し国債利回りは急上昇積極政策型シナリオでは、高齢層を代表する国会の選挙改革が進む インフレ論が強まり、日銀は政府に金融緩和を促される 日銀は見返り条件として、社会給付抑制と生産性改善策と そのための歳出適正配分を政府に求める 生産性上昇により、経常黒字はしばらく続きやや利回り上昇 するも財政の持続可能化でインフレ環境下円は下落する しかし国債利回り上昇と円の下落は、慎重型より緩やかということで、いずれの場合においてもまず円の下落が始まり、国債の利回りが次いで上昇する。このようなシナリオとなっているわけですが、現状では金融市場は欧州の財政不安と米国の債務上限問題に焦点が行っているので日本の現状に関心を傾ける余裕はなくしばらくリスク回避所となっているのではないでしょうか。そのうち欧米の景気回復とともに、日本も復興プラス好況の足音で、良い金利の上昇と称する羊の仮面を被った悪い金利の上昇が始まり、市場が盛り上がりの様相を呈した場面で上記の慎重政策シナリオが本命となりそうな気配を感じます。私見では、しばらく慎重型..
経済
電脳法師
2011-07-19T15:49:17+09:00
描いています。
慎重型政策シナリオでは、デフレ脱却政策は無し
社会給付の抑制は無し
増税はある程度実施されるも税収増につながらず
社会保障関係費はさらなる増大
チビチビ歳出削減で財政赤字はさらに悪化
生産性の伸び率もそれほど進まず
高齢者厚遇の選挙制度は改革進まず
その結果、財政赤字は拡大しデフレも悪化
名目GDPはますます縮小し、財政持続は不可能へ
企業の海外シフトは加速、経常黒字は消滅
国内貯蓄者は資産を海外シフトし国債利回りが上昇
日銀は財政赤字のマネタイズを余儀なくされインフレ期待が台頭
円は下落し国債利回りは急上昇
積極政策型シナリオでは、高齢層を代表する国会の選挙改革が進む
インフレ論が強まり、日銀は政府に金融緩和を促される
日銀は見返り条件として、社会給付抑制と生産性改善策と
そのための歳出適正配分を政府に求める
生産性上昇により、経常黒字はしばらく続きやや利回り上昇
するも財政の持続可能化でインフレ環境下円は下落する
しかし国債利回り上昇と円の下落は、慎重型より緩やか
ということで、いずれの場合においてもまず円の下落が始まり、国債の利回りが次いで上昇する。
このようなシナリオとなっているわけですが、現状では金融市場は欧州の財政不安と米国の
債務上限問題に焦点が行っているので日本の現状に関心を傾ける余裕はなく
しばらくリスク回避所となっているのではないでしょうか。
そのうち欧米の景気回復とともに、日本も復興プラス好況の足音で、良い金利の上昇と
称する羊の仮面を被った悪い金利の上昇が始まり、市場が盛り上がりの様相を呈した
場面で上記の慎重政策シナリオが本命となりそうな気配を感じます。
私見では、しばらく慎重型シナリオができるだけ長く引っ張って最後に積極型シナリオに
急変するような予想が浮かんできます。
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日本国債保有者の動向
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-07-12
日本国債発行残高約700兆円のザックリ保有動向を整理しておこう。銀行 140兆円保有 最高の国債買増しセクターで年間12~15兆円増加中 メガバンクの貸付運用減でリスクフリーの国債買増し。即売り逃げできるよう 長期債は処分済みで短中期債の運用。ゆうちょ銀行 総資産193兆円の内146兆円を国債買いに投入。総資産の80%から90%まで 積上げていったが、さすがに生き残り戦略の為近年、運用多角化中。貯金減少で 年間2~3兆円国債保有減額中。須田慎一郎氏の本によると10年債の最大 買付け者らしい。生損保 大手生保一社10兆円前後保有。75兆円保有で契約ジリ貧ながら貸付運用減で 年間4~5兆円国債買増し中。長期債保有主力機関。かんぽ 64兆円保有。契約ジリ貧で年間2~3兆円国債保有高減額中。年金基金機構GPIF 総資産115兆円の内2/3の85兆円を国債へ投入。すでに給付増と保険料 収入減で国債処分セクターに変身。年間5兆円位国債保有減額中。 政府が埋蔵金流用として手をつけるとさらに減額かも。民間年金 30兆円でジリ貧状態。海外投資家 35兆円で毎年変わらず。中国にいつかは買付けお願いすることになるかも。個人投資家 35兆円で毎年変わらず。個人向け国債奮発中だがスパイス程度。日銀 総資産140兆円中、74兆円国債へ投入中。2003年金融機関の不良資産 整理で最高のアセット記録した後景気回復で縮小してきたが、リーマン ショック後また急拡大中。今の所、年間10兆円ペースで国債保有増加中だが 今後最大の保有者に変身か。この動向に変化がいつごろ現れるのだろう?あれれれ!? この計算だと、年間20兆円の国債買増し余力になる。新発建設・赤字国債が40兆円とすると半分しかない? さらに今後の研究課題にしましょう。
経済
電脳法師
2011-07-12T15:10:12+09:00
銀行 140兆円保有 最高の国債買増しセクターで年間12~15兆円増加中
メガバンクの貸付運用減でリスクフリーの国債買増し。即売り逃げできるよう
長期債は処分済みで短中期債の運用。
ゆうちょ銀行 総資産193兆円の内146兆円を国債買いに投入。総資産の80%から90%まで
積上げていったが、さすがに生き残り戦略の為近年、運用多角化中。貯金減少で
年間2~3兆円国債保有減額中。須田慎一郎氏の本によると10年債の最大
買付け者らしい。
生損保 大手生保一社10兆円前後保有。75兆円保有で契約ジリ貧ながら貸付運用減で
年間4~5兆円国債買増し中。長期債保有主力機関。
かんぽ 64兆円保有。契約ジリ貧で年間2~3兆円国債保有高減額中。
年金基金機構GPIF 総資産115兆円の内2/3の85兆円を国債へ投入。すでに給付増と保険料
収入減で国債処分セクターに変身。年間5兆円位国債保有減額中。
政府が埋蔵金流用として手をつけるとさらに減額かも。
民間年金 30兆円でジリ貧状態。
海外投資家 35兆円で毎年変わらず。中国にいつかは買付けお願いすることになるかも。
個人投資家 35兆円で毎年変わらず。個人向け国債奮発中だがスパイス程度。
日銀 総資産140兆円中、74兆円国債へ投入中。2003年金融機関の不良資産
整理で最高のアセット記録した後景気回復で縮小してきたが、リーマン
ショック後また急拡大中。今の所、年間10兆円ペースで国債保有増加中だが
今後最大の保有者に変身か。
この動向に変化がいつごろ現れるのだろう?
あれれれ!? この計算だと、年間20兆円の国債買増し余力になる。新発建設・赤字国債
が40兆円とすると半分しかない? さらに今後の研究課題にしましょう。
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唐突型パクリの菅方程式
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-06-27
菅首相の唐突な思いつきで周辺からパクってくる政策政治手法の方程式。「いよいよ」「本格的に」「ますます」「まさに」「何としても」政権を延命する方策。2010年参議院選における消費税引上げ方針・・・・・・・選挙惨敗で封印民主党代表選で政治とカネから脱却・・・・・・・小沢候補に辛勝、その後忘却臨時国会所信表明で熟議の国会と有言実行内閣・・・・・誰も記憶にない尖閣諸島沖中国漁船と海保船衝突事件・・・・恐ろしくて外交は手出せない412人内閣の全員参加政治目指す・・・・現状はオンリーワン居直り内閣最小不幸社会の実現・・・・・ネガテイブな発想。現実は最小→最大に変わりそう税と社会保障の一体改革・・・・大震災の影響でそれどころじゃなくなった。TPPで国を拓く・・・・大震災で農水産業壊滅的打撃により、先送り。普天間米軍基地問題・・・・鳩山政権から引き継ぐも外交には踏み入らない。クワバラクワバラ。公務員制度改革・・・・・人事院勧告を廃して公務員給与10%削減を掲げ奮闘中。 実現すればそれなりの功績ですが、官僚の巻き返しあるかも。強い経済強い財政強い社会保障・・・・・どういうことかさっぱりわからないが、強ければなんでも いいらしい。最近誰も言わない。地域主権改革・・・・・・地域主権の言葉を関連法案から削り後退中原発推進の白紙見直し・・・・・・脱原発でかっこよく浜岡原発停止要請のパフォーマンス これから時間をかけて紆余曲折していきそう突如再生可能エネルギーに関心・・・・・一定のメド=大好きな言葉・・・がつくまで総理辞任は 簡単にするわけいかん。ということで菅総理の方程式: 当初・・・・周囲からの懸案事項や提言を受けて、正義と権力癒着構造 に対する反発心から花火をぶち上げ(但し、根回し調整無し) その後・・・・案件に対する知識と理解を深めていく しばらくして後・・・・官僚や周辺利害者が寝技に持ち込みじわじわと現実 世界へと引き込む。やがて方便とともに信念がカーブし やがて忘却の彼方へと霧消していくこ..
政治
電脳法師
2011-06-27T13:37:10+09:00
「いよいよ」「本格的に」「ますます」「まさに」「何としても」政権を延命する方策。
2010年参議院選における消費税引上げ方針・・・・・・・選挙惨敗で封印
民主党代表選で政治とカネから脱却・・・・・・・小沢候補に辛勝、その後忘却
臨時国会所信表明で熟議の国会と有言実行内閣・・・・・誰も記憶にない
尖閣諸島沖中国漁船と海保船衝突事件・・・・恐ろしくて外交は手出せない
412人内閣の全員参加政治目指す・・・・現状はオンリーワン居直り内閣
最小不幸社会の実現・・・・・ネガテイブな発想。現実は最小→最大に変わりそう
税と社会保障の一体改革・・・・大震災の影響でそれどころじゃなくなった。
TPPで国を拓く・・・・大震災で農水産業壊滅的打撃により、先送り。
普天間米軍基地問題・・・・鳩山政権から引き継ぐも外交には踏み入らない。クワバラクワバラ。
公務員制度改革・・・・・人事院勧告を廃して公務員給与10%削減を掲げ奮闘中。
実現すればそれなりの功績ですが、官僚の巻き返しあるかも。
強い経済強い財政強い社会保障・・・・・どういうことかさっぱりわからないが、強ければなんでも
いいらしい。最近誰も言わない。
地域主権改革・・・・・・地域主権の言葉を関連法案から削り後退中
原発推進の白紙見直し・・・・・・脱原発でかっこよく浜岡原発停止要請のパフォーマンス
これから時間をかけて紆余曲折していきそう
突如再生可能エネルギーに関心・・・・・一定のメド=大好きな言葉・・・がつくまで総理辞任は
簡単にするわけいかん。
ということで菅総理の方程式:
当初・・・・周囲からの懸案事項や提言を受けて、正義と権力癒着構造
に対する反発心から花火をぶち上げ(但し、根回し調整無し)
その後・・・・案件に対する知識と理解を深めていく
しばらくして後・・・・官僚や周辺利害者が寝技に持ち込みじわじわと現実
世界へと引き込む。やがて方便とともに信念がカーブし
やがて忘却の彼方へと霧消していく
これが総理の方程式でしょう。
それにしても、岡田民主党幹事長もタイプは全く違うけれども、似たようなものに見えます。
原理主義者と言われますが、道理を通すという程度の意味で信念を通す為に政治を
動かすといった胆力あるものではなさそう。クリーンで塩も砂糖も効かないといったところ
でしょうか。与党内のゴタゴタを見るにつけ力不足を感じます。
いつの日かエイリアン政府から日本人による日本人のための政府になってほしいものです。
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収縮と縮小のスタート
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-06-10
大震災を経て、多くの企業や事業者が被災地を中心に撤退、廃業や移転などを余儀なくされているようです。政府や経済専門家の見通しでは、目先の経済成長はマイナスとなり年後半から復興対策の実施とともに経済活動は急回復するようです。しかし、将来の景気を反映するはずの株式市場は相変わらず冴えないようですし、円高基調も変わりません。日本のマーケットは、経済指標とか景気見通しに反応するというより目下のところ国内の政局および米国を中心とするグローバル市場に関心が向けられているのではないでしょうか。長期的見通しから考えると、藻谷浩介氏の著書デフレの正体に解説のとおり人口減少で労働年齢層の激減が当分続くかぎり日本経済の停滞は否めそうにありません。イノベーションや新興市場開拓により成長戦略を進める一方で、国も民間も合理化や効率化を促進するという理想のパターンは当然としても、人並み以上の努力と行動が実現されたとして、一歩前進二歩停滞位の進化といったところでしょうか。新興国から脱皮し先進国の仲間入りしようとしているBRICS諸国などは、勢いを止められないほどに右肩上がりのスピード上昇気流に乗っています。とても成熟老齢化のすすむわが国の成長モードでは比較にならないでしょう。しかし、その停滞した国情を乗り切ると必ず明るい未来が開かれてくるのではと希望を持てそうです。なぜなら、世界中どの国にも先んじて高齢社会でのあり方を経験しそのノウハウを蓄積し豊かな社会を作り出せるフロントランナーに日本がなれるということでしょう。そのためには、有識者や為政者の方々は政策を強力に推進し震災後の復興や財政再建などを淀むことなくスピーデイに進めるべきと皆叫ぶわけですが、歴史の教訓からすると戦国時代しかり、幕末維新しかり世の中が変調を来たした時は大いに時代が荒れ狂うものです。平和的かつ協調的に、さらにスピーデイに改革改善が進むことなど無いと言ってよいのかも知れません。むしろ、そのように万人の希望がかなえられるとすれば、それは偽りの革新というべきなのかもしれません。苦労に苦労を重ね、苦渋を舐め痛みに耐えて長く暗いトンネルを抜けて始めて希望に満ちた新たな繁栄が築き上げられるのではないかという気がします。そのためには、現世の既存勢力、既存概念、保守的価値観などあらゆる変化が求められる時がくる必要があるのではないでしょうか。ゾンビ企業の淘汰、護送船団型経営の解体、労働制度や賃金..
経済
電脳法師
2011-06-10T14:18:43+09:00
余儀なくされているようです。
政府や経済専門家の見通しでは、目先の経済成長はマイナスとなり年後半から復興対策
の実施とともに経済活動は急回復するようです。
しかし、将来の景気を反映するはずの株式市場は相変わらず冴えないようですし、円高基調
も変わりません。
日本のマーケットは、経済指標とか景気見通しに反応するというより目下のところ国内の
政局および米国を中心とするグローバル市場に関心が向けられているのではないでしょうか。
長期的見通しから考えると、藻谷浩介氏の著書デフレの正体に解説のとおり人口減少で
労働年齢層の激減が当分続くかぎり日本経済の停滞は否めそうにありません。
イノベーションや新興市場開拓により成長戦略を進める一方で、国も民間も合理化や
効率化を促進するという理想のパターンは当然としても、人並み以上の努力と行動が
実現されたとして、一歩前進二歩停滞位の進化といったところでしょうか。
新興国から脱皮し先進国の仲間入りしようとしているBRICS諸国などは、勢いを止められない
ほどに右肩上がりのスピード上昇気流に乗っています。とても成熟老齢化のすすむ
わが国の成長モードでは比較にならないでしょう。
しかし、その停滞した国情を乗り切ると必ず明るい未来が開かれてくるのではと希望を
持てそうです。なぜなら、世界中どの国にも先んじて高齢社会でのあり方を経験し
そのノウハウを蓄積し豊かな社会を作り出せるフロントランナーに日本がなれる
ということでしょう。
そのためには、有識者や為政者の方々は政策を強力に推進し震災後の復興や財政再建
などを淀むことなくスピーデイに進めるべきと皆叫ぶわけですが、歴史の教訓からすると
戦国時代しかり、幕末維新しかり世の中が変調を来たした時は大いに時代が
荒れ狂うものです。
平和的かつ協調的に、さらにスピーデイに改革改善が進むことなど無いと言ってよいのかも
知れません。むしろ、そのように万人の希望がかなえられるとすれば、それは偽りの
革新というべきなのかもしれません。
苦労に苦労を重ね、苦渋を舐め痛みに耐えて長く暗いトンネルを抜けて始めて
希望に満ちた新たな繁栄が築き上げられるのではないかという気がします。
そのためには、現世の既存勢力、既存概念、保守的価値観などあらゆる変化が求められる
時がくる必要があるのではないでしょうか。
ゾンビ企業の淘汰、護送船団型経営の解体、労働制度や賃金スキームの変更などいろいろな
現行社会の制度や慣行などが変化していかなければ、政策政策スピードスピードと
念仏を唱えてもあまり進化はないのかもしれません。
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自民党動き鈍いのは財政破綻待ちか?
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-05-23
東日本大震災の復興特別委員会も衆議院で始まり、国の建直しも遅々としながらボチボチスタートしています。政権与党の実行力は、経験不足や執行能力のある人材不足の故、予想もつくところですが野党自民党も、これまで戦後の政権運営を続けてきたわりには、下野してこのかた、鈍いといわざるを得ないでしょう。党内で長老や派閥領袖系、若手改革派系などそれぞれ自らの看板と地盤を背負って、新たな自民党のあり方を模索しつつも過去のしがらみから、未だ抜けられないのが現状でしょう。その意味で、現在谷垣総裁が代表に納まっていることは、バランス感覚的にみてなるほどといった印象です。しかし、その一方で野党でありながらも行儀も良すぎるという印象も拭えません。もう少しチャレンジャーとして寝技から立ち技、禁じ手からスキャンダル流し、マスコミ操作から風評垂れ流しなど清濁合わせて倒閣打倒民主党の手を繰り出しても良さそうですが、随分オトナシイようです。谷垣総裁ですと、丁寧謙譲尊敬語をちりばめ、石原幹事長や石破政調会長などみなさん言葉はきつくてもやさしく見えそうな人ばかりです。どうも腰が入ってないですねェ。繁栄バブルの後、日本の政治家はみんな民主党も自民党もエリートばかりの集団になってしまったのでしょうか?国会での突込み質疑はあっても、そこから踏み込んだ突込み行動は見られませんし終いは、なあなあで与野党そろって粛々と時間とともに政治が流されて行きます。本腰入れて倒閣政権奪取ということになると、財政再建の目途が立たない火中の栗を拾いにいくような事になりそうで、しばらくは野次を飛ばしながらも対岸で政権の成り行きをウォッチしておくほうが得策と自民党は見ているような気がします。そんな時折に起こった大震災でますます手をつける事が難しくなったところで、やや危機感発生するも、行くところまで行ってそこから反転し再生復興を国民とともに狙いたいといったスタンスで野党暮らしをしばらく続けるというのが自民党の現状のように思えます。今は国難の時ゆえ、国会紛糾し与野党で政局をもてあそんでいる時ではないといった有識者の意見がよく聞かれますが、民主主義社会を選択した以上今こそ紛糾し与野党入り乱れて政局を左右し政策などというきれい事のみに拘わらず、手を出し足を出し知略謀略すべての技を使って相手を落とし込み権力の座を奪取する時ではあるまいか?戦国乱世の時代であればあるほど、犠牲や損失を積み上げ多くの時..
政治
電脳法師
2011-05-23T15:38:40+09:00
スタートしています。
政権与党の実行力は、経験不足や執行能力のある人材不足の故、予想もつくところですが
野党自民党も、これまで戦後の政権運営を続けてきたわりには、下野してこのかた、
鈍いといわざるを得ないでしょう。
党内で長老や派閥領袖系、若手改革派系などそれぞれ自らの看板と地盤を背負って、
新たな自民党のあり方を模索しつつも過去のしがらみから、未だ抜けられないのが
現状でしょう。
その意味で、現在谷垣総裁が代表に納まっていることは、バランス感覚的にみて
なるほどといった印象です。しかし、その一方で野党でありながらも行儀も良すぎる
という印象も拭えません。もう少しチャレンジャーとして寝技から立ち技、禁じ手から
スキャンダル流し、マスコミ操作から風評垂れ流しなど清濁合わせて倒閣打倒民主党
の手を繰り出しても良さそうですが、随分オトナシイようです。
谷垣総裁ですと、丁寧謙譲尊敬語をちりばめ、石原幹事長や石破政調会長などみなさん
言葉はきつくてもやさしく見えそうな人ばかりです。
どうも腰が入ってないですねェ。
繁栄バブルの後、日本の政治家はみんな民主党も自民党もエリートばかりの集団に
なってしまったのでしょうか?
国会での突込み質疑はあっても、そこから踏み込んだ突込み行動は見られませんし
終いは、なあなあで与野党そろって粛々と時間とともに政治が流されて行きます。
本腰入れて倒閣政権奪取ということになると、財政再建の目途が立たない火中の栗を
拾いにいくような事になりそうで、しばらくは野次を飛ばしながらも対岸で政権の
成り行きをウォッチしておくほうが得策と自民党は見ているような気がします。
そんな時折に起こった大震災でますます手をつける事が難しくなったところで、
やや危機感発生するも、行くところまで行ってそこから反転し再生復興を国民とともに
狙いたいといったスタンスで野党暮らしをしばらく続けるというのが自民党の
現状のように思えます。
今は国難の時ゆえ、国会紛糾し与野党で政局をもてあそんでいる時ではないといった
有識者の意見がよく聞かれますが、民主主義社会を選択した以上今こそ紛糾し
与野党入り乱れて政局を左右し政策などというきれい事のみに拘わらず、手を出し足を出し
知略謀略すべての技を使って相手を落とし込み権力の座を奪取する時ではあるまいか?
戦国乱世の時代であればあるほど、犠牲や損失を積み上げ多くの時間を必要とする
ものだと歴史は教えてくれているのではなかろうか。
しかし現状はそのようなエネルギーすら感じられません。
戦火にまみれて、荒野と化した地に新たなリーダーが生まれ、新しい秩序が形成される
ように時代が要請しているのかもしれません。
乱心乱舞、魑魅魍魎、百鬼夜行大いに出でて新生日本の新芽が育つのかも!?
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政権交代で民主党の役割完了なのでは?
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-04-25
統一地方選も終了し、一連の選挙プログラムもひとまず一段落したようです。与党民主党の選挙戦は連敗につぐ連敗でボロボロのようですが、責任を痛感しても責任を取る中央要人はいないようで、漂々としたものです。これで人の上に立つ指導者が務まるとラクチンでいいですねェ!自民党政権より政権交代後、国の司令塔となるべく国家戦略局の提唱や事業仕分け、事務次官会議の廃止などで政治主導を打ち出した当初の頃は新鮮さを感じたものの口先先行、実行後退でやるやる詐欺話が非常に多く、どれをとってもいまだに宙ぶらりん状態の政策案件ばかりのようです。マニフェストとかいう解りにくいカナ文字もやめて、きちんと日本語で責任ある公約を果たした方が良いのではないでしょうか。地域主権という言葉も最近、法案から消されたようですが何しろフレッシュ新語を使って中身カラッポということが、やたらと多過ぎます。今回の東日本大震災でも、20件近い会議や組織を作って、対策本部だの実施本部だの誰がどこで何をしているのかわからないようなことを乱発し、責任の分散回避システムを作っているみたいですね。船頭多くして船山に登る如く、いつまでも延々と会議は踊り続けるのでしょう。識者は菅総理のリーダーシップを発揮してなどと、よく言いますが、もともとその器量がない者に無い者ねだりをしてみても詮無きこと。事の調べは国民が政権選択を行ない、その結果政権与党が生まれその中から日本のリーダーが選ばれたのですから民主政治の帰結として国民の責任でもあるでしょう。翻って考えると、自民党政権の腐敗老害化や金権体質に嫌気がさして反自民として二大政党制を目指すべく民主党が誕生し2008年遂に政権交代が実現したわけですが、民主党の中身は、右系から左系まで寄せ集め軍団のように理念なき集団でとにかく政権交代を目指すべく結集したようなものなので、もともと一枚岩になりにくい体質なのかもしれません。良い見方をすれば、自由闊達何でもガラス張りで意見を出し合うことができる政党と言え、悪い見方をすれば、単なる利権目的の烏合の衆ともいえそうでどちらでも都合のいい解釈ができそうです。そのような事をあれこれ考えてみると、老化現象甚だしい自民党にNOを突きつけ政権交代したところで民主党の使命は殆ど達成されたのではないかとも思えます。本来、筆者も日本的には英米を模範として二大政党制により切磋琢磨しながら政権を互いに担っていくのがよいのだろうと..
政治
電脳法師
2011-04-25T15:01:57+09:00
与党民主党の選挙戦は連敗につぐ連敗でボロボロのようですが、責任を痛感しても
責任を取る中央要人はいないようで、漂々としたものです。これで人の上に立つ指導者が
務まるとラクチンでいいですねェ!
自民党政権より政権交代後、国の司令塔となるべく国家戦略局の提唱や事業仕分け、
事務次官会議の廃止などで政治主導を打ち出した当初の頃は新鮮さを感じたものの
口先先行、実行後退でやるやる詐欺話が非常に多く、どれをとってもいまだに宙ぶらりん
状態の政策案件ばかりのようです。
マニフェストとかいう解りにくいカナ文字もやめて、きちんと日本語で責任ある公約を果たした
方が良いのではないでしょうか。地域主権という言葉も最近、法案から消されたようですが
何しろフレッシュ新語を使って中身カラッポということが、やたらと多過ぎます。
今回の東日本大震災でも、20件近い会議や組織を作って、対策本部だの実施本部だの
誰がどこで何をしているのかわからないようなことを乱発し、責任の分散回避システムを
作っているみたいですね。
船頭多くして船山に登る如く、いつまでも延々と会議は踊り続けるのでしょう。
識者は菅総理のリーダーシップを発揮してなどと、よく言いますが、もともとその
器量がない者に無い者ねだりをしてみても詮無きこと。事の調べは国民が政権選択
を行ない、その結果政権与党が生まれその中から日本のリーダーが選ばれたのですから
民主政治の帰結として国民の責任でもあるでしょう。
翻って考えると、自民党政権の腐敗老害化や金権体質に嫌気がさして反自民として
二大政党制を目指すべく民主党が誕生し2008年遂に政権交代が実現したわけですが、
民主党の中身は、右系から左系まで寄せ集め軍団のように理念なき集団で
とにかく政権交代を目指すべく結集したようなものなので、もともと一枚岩になりにくい
体質なのかもしれません。
良い見方をすれば、自由闊達何でもガラス張りで意見を出し合うことができる政党と言え、
悪い見方をすれば、単なる利権目的の烏合の衆ともいえそうでどちらでも都合のいい
解釈ができそうです。
そのような事をあれこれ考えてみると、老化現象甚だしい自民党にNOを突きつけ政権交代
したところで民主党の使命は殆ど達成されたのではないかとも思えます。
本来、筆者も日本的には英米を模範として二大政党制により切磋琢磨しながら政権を
互いに担っていくのがよいのだろうと思っていましたが、それもいかがなものかと考える
ところです。
世界では、むしろ中小政党が乱立し常に連立政権を発足させたり有力政党のもとで
小政党をとりこんで連立を組んだりしていることが常態化しているし、ねじれも
当たり前のことのようですから、日本のように突出したリーダーを好まない体質の国は
国民の大多数を基盤とする有力政党を中心に、利権や宗教、少数派の国民を代表する
中小政党をサテライトに持ち常にそれらの意見を取り入れやすい政体下で政権運営する
方法が、基本政策を持続的に且つ効率的に進められるのではないかと思えるのです。
こうしてみると、民主党の政治使命は先の政権交代で一様達せられたのではないか
とも思えます。
これから政界再編などと理路整然と行われるのでなく、混沌と権力闘争合いまみえ、どろどろ
と政局が紆余曲折し、民主制が練りこまれて経験を積んでいくのではないでしょうか。
なにせ、日本国民は民主化と言っても革命や維新があったとしてもそれは上からの改革で
為政者に対して本当の意味で下からの民主政治を勝ち取った歴史はないのですから。
その結果どのように国政が好転していくのかそれとも暗雲たれこめていくのか、現時点
ではわかりません。しかし、現状のまま、ただただ時間が流れていくことも決して
よいものとは思われません。
希望ある未来の政治を望むばかりです。
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エダる枝野官房長官、勉強に励む菅首相
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-04-01
無能上司のもとで寝る間も惜しんで働くことを、エダるというそうです。東日本大地震に直面し枝野官房長官の涙ぐましい奮闘を讃えたものでしょう。これに対して初期動作からいきなり、勉強のためとして早速福島原発のヘリコプター視察にでかけた菅総理、日本中が恐怖と不安に慄いている時の執務として適切なものかどうか疑問なしとしません。政治主導というような次元の高いものではなく、単純なオレガオレガの世界のように見えます。それにしても、政府といい東京電力といい対応がヌルイというか、口では誰しも大変だ大変だといいつつ、行動力とスピード感の無さには失望してしまいます。地震発生後、福島原発の問題が発生し事態はただならぬ状況となったわけですが、その間筆者も政府の対応や表明に逐一関心を払いましたが、とりわけ枝野官房長官の会見を注視しました。枝野氏は当初努めて冷静にゆっくりと会見説明し感情の入らぬよう漢詩論語調で無味無臭の言葉で対応してましたが、連休明けより本来の自分ペースの語調に戻ったように思います。ということは、一応最悪の危機からひとまず回避されたということか?会見内容よりも、枝野氏の一挙手一挙動、言葉の調子抑揚など心中を洞察するよう心がけてテレビを見ていました。会見内容はほぼ描かれたシナリオに即したもので、やはり感性で受けとめる事の方が重大性を感じ取れるのではないでしょうか。会見内容としては、現在でもそうですが、モニタリングを強化するということと、直ちに健康に被害を与えるものではないということがメインでしょう。ただし、直ちに・・・ものではない=そのうち、健康に影響が出てくる・・・と読み替えた方がよいかもしれません。いずれにせよ、目下政府と東電は、事態の極小化に努めているため3月15日頃から水素爆発の発生など忌々しき状勢となってから、報道規制なのか報道自粛なのかわかりかせんが、自由活発なメデイア報道は消えネット上でも知りたい情報や知識の検索が制約されてきたように思います。何だこれって、中国のジャスミン活動やチベット問題報道規制と変わりないんじゃないのかしらん?と思えるのです。そんなこんなで、国内と海外の原発に対する取り上げ方は随分と違うようになっているようです。形の上でも、政府は20キロ圏内避難指示で30キロまで屋内退避に対し、各国は国外脱出や大使公館の関西移転など首都圏から遠ざかったたり、米国のように50マイル避難という広範囲にエリアが広がっ..
政治
電脳法師
2011-04-01T14:48:20+09:00
枝野官房長官の涙ぐましい奮闘を讃えたものでしょう。これに対して初期動作からいきなり、
勉強のためとして早速福島原発のヘリコプター視察にでかけた菅総理、日本中が
恐怖と不安に慄いている時の執務として適切なものかどうか疑問なしとしません。
政治主導というような次元の高いものではなく、単純なオレガオレガの世界のように見えます。
それにしても、政府といい東京電力といい対応がヌルイというか、口では誰しも大変だ大変だといい
つつ、行動力とスピード感の無さには失望してしまいます。
地震発生後、福島原発の問題が発生し事態はただならぬ状況となったわけですが、その間
筆者も政府の対応や表明に逐一関心を払いましたが、とりわけ枝野官房長官の会見を注視
しました。枝野氏は当初努めて冷静にゆっくりと会見説明し感情の入らぬよう漢詩論語調で
無味無臭の言葉で対応してましたが、連休明けより本来の自分ペースの語調に戻ったように
思います。ということは、一応最悪の危機からひとまず回避されたということか?
会見内容よりも、枝野氏の一挙手一挙動、言葉の調子抑揚など心中を洞察するよう心がけて
テレビを見ていました。会見内容はほぼ描かれたシナリオに即したもので、やはり感性で
受けとめる事の方が重大性を感じ取れるのではないでしょうか。
会見内容としては、現在でもそうですが、モニタリングを強化するということと、直ちに健康に
被害を与えるものではないということがメインでしょう。
ただし、直ちに・・・ものではない=そのうち、健康に影響が出てくる・・・と読み替えた方が
よいかもしれません。
いずれにせよ、目下政府と東電は、事態の極小化に努めているため3月15日頃から
水素爆発の発生など忌々しき状勢となってから、報道規制なのか報道自粛なのか
わかりかせんが、自由活発なメデイア報道は消えネット上でも知りたい情報や知識の
検索が制約されてきたように思います。
何だこれって、中国のジャスミン活動やチベット問題報道規制と変わりないんじゃないのかしらん?
と思えるのです。
そんなこんなで、国内と海外の原発に対する取り上げ方は随分と違うようになっているようです。
形の上でも、政府は20キロ圏内避難指示で30キロまで屋内退避に対し、各国は国外脱出や
大使公館の関西移転など首都圏から遠ざかったたり、米国のように50マイル避難という
広範囲にエリアが広がっています。米国は国際的指導者的立場と友好国日本との立場を
総合的に配慮してこのエリア措置をとり妥協的最大公約数としているのでしょうか。
しかしながら、未曾有の地震と原発問題を抱え、このような有事での采配で菅総理の
器量が一国リーダーの器でないことがよく見えるようになったということなのか、直近の
報道によれば、ポスト菅政権として自民党との連立構想も浮上しているようです。
一方、日銀に国債引受で地震復興のための財源を手当てするという構想もでているようです
が、日銀にお札を刷ってもらいそれを受け取って施政とする程度なら政治家の仕事など
サルでもできるようなものといえるのかも・・・安直に政をやってほしくはないですね。
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ねじれで当面つまみ食い政策乱舞か?
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-02-07
民主党政権発足後、司令塔となるべき国家戦略局はいつのまにやら雲散し、公務員制度改革や地域主権改革などは、どこへいったのかよくわからない状況だ。新聞面を見ていると、頻繁に〇〇本部とか、△△会議とかxx委員会など次から次へと税制や社会保障問題を始としてできているようですが中身はどうなってるんですかね?メデイアは、視聴者好みの政局や政争ばかり報道するので全く政治の基本方向がわかりませんが、国政自体混沌としてきたのも事実です。たちあがれ日本を離党した与謝野氏か入閣するとか以前では考えられないことも起きてますし、まあ何でもありと思ったほうが正解でしょう。反面、その翻しとして個々の政治家発言や言動にあまり一喜一憂するほどもないでしょう。重要ポストにある人達でも、その時の世情、政局を風見鶏して見解を発信していることが多いでしょうから、メデイアも毎日コロコロと変わる解説を報道するより首相コラムとか閣僚言動一覧とか事実のみ簡潔に伝えて余計な見通し解説は別口でまとめて報道するようにしてくれるとありがたいですね。(不要な紙面を読む手間暇が省けます)それにしても、財政再建派の与謝野氏が入閣し税と社会保障の改革を担当し、自民公明を引っ張り込んで制度改革を試みようとしていますが、10年程前でしたら財政再建論も議論に値したかもしれませんが、現状ではいたずらに痛みを先送り甚大化することになる可能性が大きいのでは?財政悪化の進展は、すでに改善とか立直しという次元を超えており外的要因に基ずくカンフル治療によるしかないと思います。いたずらに事を引き延ばししまいにやっぱりだめでした・・とするより、むしろ逸早く執刀すべき時がきているのでは?リフレ派、上げ潮派、インフレ目標派とか数字拡大型の論者はたくさんいますが、この中には単純に金の回りをよくして日本を再生するという短絡的な人もいますが、ご破算に願いまして逸早く復興すべしと心中で深謀遠慮している識者も多いのではないでしょうか。ねじれ国会のもと、国策は懐柔と妥協と軟化と欺瞞により諸処のつまみ食いを基本に、しばらくの間は合意形成されていくでしょうから、国民の理想とはかけ離れたものが生まれていくのかもしれません。政権与党である民主党の政治家は、それでも現在芯円となる人々で政策通とか論客とか能力高い人材が多いようなのですが、表の仕事をやるのが得意な人が多くどうも裏方の役をする人物や泥をかぶることができる人材にとぼ..
政治
電脳法師
2011-02-07T13:52:31+09:00
改革や地域主権改革などは、どこへいったのかよくわからない状況だ。
新聞面を見ていると、頻繁に〇〇本部とか、△△会議とかxx委員会など次から次へと
税制や社会保障問題を始としてできているようですが中身はどうなってるんですかね?
メデイアは、視聴者好みの政局や政争ばかり報道するので全く政治の基本方向がわかりません
が、国政自体混沌としてきたのも事実です。たちあがれ日本を離党した与謝野氏か入閣するとか
以前では考えられないことも起きてますし、まあ何でもありと思ったほうが正解でしょう。
反面、その翻しとして個々の政治家発言や言動にあまり一喜一憂するほどもないでしょう。
重要ポストにある人達でも、その時の世情、政局を風見鶏して見解を発信していることが多い
でしょうから、メデイアも毎日コロコロと変わる解説を報道するより首相コラムとか閣僚言動一覧
とか事実のみ簡潔に伝えて余計な見通し解説は別口でまとめて報道するようにしてくれると
ありがたいですね。(不要な紙面を読む手間暇が省けます)
それにしても、財政再建派の与謝野氏が入閣し税と社会保障の改革を担当し、自民公明を
引っ張り込んで制度改革を試みようとしていますが、10年程前でしたら財政再建論も
議論に値したかもしれませんが、現状ではいたずらに痛みを先送り甚大化することになる
可能性が大きいのでは?
財政悪化の進展は、すでに改善とか立直しという次元を超えており外的要因に基ずくカンフル
治療によるしかないと思います。いたずらに事を引き延ばししまいにやっぱりだめでした・・と
するより、むしろ逸早く執刀すべき時がきているのでは?
リフレ派、上げ潮派、インフレ目標派とか数字拡大型の論者はたくさんいますが、この中には
単純に金の回りをよくして日本を再生するという短絡的な人もいますが、ご破算に願いまして
逸早く復興すべしと心中で深謀遠慮している識者も多いのではないでしょうか。
ねじれ国会のもと、国策は懐柔と妥協と軟化と欺瞞により諸処のつまみ食いを基本に、
しばらくの間は合意形成されていくでしょうから、国民の理想とはかけ離れたものが
生まれていくのかもしれません。
政権与党である民主党の政治家は、それでも現在芯円となる人々で政策通とか論客とか
能力高い人材が多いようなのですが、表の仕事をやるのが得意な人が多くどうも裏方の
役をする人物や泥をかぶることができる人材にとぼしい感じです。
なので、口先達者でも広く国民に訴え感動共鳴させることができないという限界を感じます。
説明上、リーダーシップ欠如とか、調整不足とかクリーンとかいう言い方で表現されますが
要は情熱と勇気と決断と実行がどれほどのものかということでしょうか。
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都市系民主党と地方系自民党
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-01-17
民主党のマニフェストも溶解中で、党綱領も無いため同党の明確な政党理念や哲学が見えないことは、これまでも述べてきましたが、ここへきて少し現象面で区分できそうな所もあるのではないかという印象です。支持基盤が都市労働者や官民労組が基盤となっている民主党と、農家や自営業者と企業が基盤となっている自民党と考えると、都市を基盤とした民主と地方を基盤とした自民といった分類がかなり際立ってきそうです。理念的には、以前記したようにこの国の政体は民主的社会主義国に近いものだと考えるのですが民主党は、その政体下で中道極左系、自民党は中道左派系という感じがします。従って、次男三男で田舎から出て都市労働者となった人々の社会保障を重視するかそれとも、先祖から受け継いだ田畑や領地に土着している農家や地主達の社会保障を重視するかという観点で結構分かりやすく今後の政策執行方向もより明確になっていきそうです。経済成長政策や外交面では、どちらがやっても程度の濃淡がある位でさしたる違いはでないでしょう。もっともしばらくの間は、民主党政権の経験不足で尖閣問題のようなことが起きるかもしれませんが、国家の基本方向というものは官僚が掌握していると思われますので、政治家が変わっても大勢に影響なしということでしょう。むしろ、実力もない政治家に小うるさく立ち回られると心配であり、彼らは10年20年といった国政経験のうち官僚に取込まれるか、永田町を去っていくことになる方が多いでしょうから目先の手柄政策で掻き回されたらたまらないでしょうし、その点では長きに渡って行政を仕切る中央官僚に担ってもらわねばならないところでしょうか。官僚は、有力企業とも日常を通して深く繋がっているので、二流三流企業とコネを持つ政治家と違い、日本経済の基本方向も左右していかねばならない重要な使命があるといえるかもしれません。ただ、難点は縦社会を築き暴走までなくても孤高の力を握り、天上天下我々独尊という組織になり易く能吏の負の側面も持ち合わせています。本当に崖っぷちに立つような国状になったときは、やはりリーダーシップを持った胆力のある政治家の登場が必要でしょう。民主党については、鳩菅体制時では都市有識者層で成り立っていたのだと思うのですが、小沢一郎氏により、地方のJAなど各種団体等の支持基盤を取込んでいったため全国民レベルの政党に成長したのではないでしょうか。国民の不満が結集されて、このような寄り合..
政治
電脳法師
2011-01-17T14:12:04+09:00
見えないことは、これまでも述べてきましたが、ここへきて少し現象面で区分できそうな
所もあるのではないかという印象です。
支持基盤が都市労働者や官民労組が基盤となっている民主党と、農家や自営業者と
企業が基盤となっている自民党と考えると、都市を基盤とした民主と地方を基盤とした
自民といった分類がかなり際立ってきそうです。
理念的には、以前記したようにこの国の政体は民主的社会主義国に近いものだと考える
のですが民主党は、その政体下で中道極左系、自民党は中道左派系という感じがします。
従って、次男三男で田舎から出て都市労働者となった人々の社会保障を重視するか
それとも、先祖から受け継いだ田畑や領地に土着している農家や地主達の社会保障を
重視するかという観点で結構分かりやすく今後の政策執行方向もより明確になっていき
そうです。
経済成長政策や外交面では、どちらがやっても程度の濃淡がある位でさしたる違いは
でないでしょう。もっともしばらくの間は、民主党政権の経験不足で尖閣問題のような
ことが起きるかもしれませんが、国家の基本方向というものは官僚が掌握している
と思われますので、政治家が変わっても大勢に影響なしということでしょう。
むしろ、実力もない政治家に小うるさく立ち回られると心配であり、彼らは10年20年と
いった国政経験のうち官僚に取込まれるか、永田町を去っていくことになる方が
多いでしょうから目先の手柄政策で掻き回されたらたまらないでしょうし、その点では
長きに渡って行政を仕切る中央官僚に担ってもらわねばならないところでしょうか。
官僚は、有力企業とも日常を通して深く繋がっているので、二流三流企業とコネを
持つ政治家と違い、日本経済の基本方向も左右していかねばならない重要な使命
があるといえるかもしれません。
ただ、難点は縦社会を築き暴走までなくても孤高の力を握り、天上天下我々独尊と
いう組織になり易く能吏の負の側面も持ち合わせています。
本当に崖っぷちに立つような国状になったときは、やはりリーダーシップを持った
胆力のある政治家の登場が必要でしょう。
民主党については、鳩菅体制時では都市有識者層で成り立っていたのだと思うのですが、
小沢一郎氏により、地方のJAなど各種団体等の支持基盤を取込んでいったため全国民
レベルの政党に成長したのではないでしょうか。
国民の不満が結集されて、このような寄り合い所帯政党を生み出したともいえるかも
知れませんが、この意味では政権交代により民主党の目的はほぼ達成されたといえる
のかも。
ただ、前述のように都市対地方のような対立構造で二大政党制を維持する考え方は
あるかもしれません。
この場合、与党である民主党は政権党であることから中道極左から国民目線を意識して
中道左派系へやや軟化し、自民党は違いを際立てるため中道右系に少し転じるという
予想もありえます。
いずれにせよ、民主党人材不足、経験不足からしばらくの間、持ち回りタライ回し内閣や
オープンではあるが、調整根回しの無い誰が担当責任者なのかわからない政権で
日経新聞の指摘するごとく、言いっ放しと言い返し内閣の状態がしばらく続くことに
なるのでしょう。
それにしても、菅政権誕生以来、参院選で消費税を取り上げ、党代表選で一に雇用、
二に雇用と連呼し、臨時国会後は政治とカネを取り上げ、年が明けるとTPPに社会保障
と税の問題を最重視し、日替わり定食なみに主張している菅総理をみていると、
熟議の上進めたいと言われても、これまで言ったことについて、何かやってることは
あるのかしらん?と思ってしまいます。
まあ、有言不実行状態が安定継続中というべきか?
それにしても、情緒的形容詞や副詞を多用する総理というか、「本格的」内閣で、「まさに」
「やや唐突」な消費税の問題を上げ、「強い」社会保障や税制をめざし「最強の」政策を
打ち出したかのようです。
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日本の長期金利
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2011-01-11
みずほ証券エコノミストの高田創氏、柴崎健氏が過去2回あった国債金利1%割れの超低金利が反転し、急上昇した時の要因を分析しています。以下のように、説明しています。■1998年と2003年における金利急上昇の要因1998年(1)財政政策の180度の転換と財政規律への不安(2)国債管理政策への不信(3)ムーディーズによる国債格下げ(4)海外の景気回復局面と重なった(5)1998年半ばの過度な金利低下の反動(6)当時は主に銀行が10年長期国債を中心に国債を保有していた2003年(1)日本の金融不安の後退(2)2003年半ばの過度な金利低下の反動(3)リスク管理の強化(4)海外の大幅な金利上昇転換(5)長期・超長期保有投資家層の不在(6)国内における景気回復局面と重なった(7)新興国ブームによる先行き改善期待そして、2010年秋に円高進行とともに再び日本国債の長期金利は1%割れとなりました。今回は、世界的にも先進国で金利低下が進んでいますが日本に関する限り、両氏の解説では次のような見通しが、新刊本で述べられているようです。1.国の財政発散シナリオだが、国際収支の黒字が当面の間続き、余剰資金流入が あるので民間金融機関などによる国債引受け能力はまだある。 しかし、銀行、家計共に財政健全化に不信をもちキャピタルフライトの可能性が ある。2.国内投資家の同質性、横並び意識が強く財政再建期待を共有している。 また、日銀が財政支援を行わず独立を維持するという信認も共有している。3.民間の投資需要不足でホームバイアスのかかっている銀行は、海外向けの チャレンジ投資より日本の国債引受けに意欲強い。 名目金利が低くてもリスク調整後の収益率は、それほど悪い投資ではなく 利食いのメリットもこれまで享受してきた。簡単にまとめると、このようなものでしょうか。従って、以上の状況や環境が反転した時、第三回目の金利上昇があるということになるのでしょうけど、今回もすでに結構急速な反転金利上昇が数ヶ月見られます。今のところ、マーケットでは米国金利の上昇に引っ張られ、また円高一服とともに日本の金利も上昇していると見ているようです。ここから先は、上にいくか下にいくか見通しも分かれている感じです。いずれにせよ、日本の経済は世界への連鎖経済に大きく影響を受け、特に米中の経済環境に多く左右される状況になっているように思います。そして、世界中の経済状態に..
経済
電脳法師
2011-01-11T16:26:58+09:00
1%割れの超低金利が反転し、急上昇した時の要因を分析しています。
以下のように、説明しています。
■1998年と2003年における金利急上昇の要因
1998年
(1)財政政策の180度の転換と財政規律への不安
(2)国債管理政策への不信
(3)ムーディーズによる国債格下げ
(4)海外の景気回復局面と重なった
(5)1998年半ばの過度な金利低下の反動
(6)当時は主に銀行が10年長期国債を中心に国債を保有していた
2003年
(1)日本の金融不安の後退
(2)2003年半ばの過度な金利低下の反動
(3)リスク管理の強化
(4)海外の大幅な金利上昇転換
(5)長期・超長期保有投資家層の不在
(6)国内における景気回復局面と重なった
(7)新興国ブームによる先行き改善期待
そして、2010年秋に円高進行とともに再び日本国債の長期金利は1%割れとなりました。
今回は、世界的にも先進国で金利低下が進んでいますが日本に関する限り、
両氏の解説では次のような見通しが、新刊本で述べられているようです。
1.国の財政発散シナリオだが、国際収支の黒字が当面の間続き、余剰資金流入が
あるので民間金融機関などによる国債引受け能力はまだある。
しかし、銀行、家計共に財政健全化に不信をもちキャピタルフライトの可能性が
ある。
2.国内投資家の同質性、横並び意識が強く財政再建期待を共有している。
また、日銀が財政支援を行わず独立を維持するという信認も共有している。
3.民間の投資需要不足でホームバイアスのかかっている銀行は、海外向けの
チャレンジ投資より日本の国債引受けに意欲強い。
名目金利が低くてもリスク調整後の収益率は、それほど悪い投資ではなく
利食いのメリットもこれまで享受してきた。
簡単にまとめると、このようなものでしょうか。
従って、以上の状況や環境が反転した時、第三回目の金利上昇があるということ
になるのでしょうけど、今回もすでに結構急速な反転金利上昇が数ヶ月見られ
ます。
今のところ、マーケットでは米国金利の上昇に引っ張られ、また円高一服とともに
日本の金利も上昇していると見ているようです。
ここから先は、上にいくか下にいくか見通しも分かれている感じです。
いずれにせよ、日本の経済は世界への連鎖経済に大きく影響を受け、特に米中の
経済環境に多く左右される状況になっているように思います。
そして、世界中の経済状態に不均衡が累積するとバブルが弾けるごとくまた、不安定
な世の中が生まれるのかもしれません。
それを乗り越えていくのは、ひとえに各国の政治の力であり、国際協調ということなのでは
と考えますが、そう簡単に行かないのが世の常、まだまだこれからも紆余曲折がある
のでしょう。
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大連立政権
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2010-12-16
ねじれ国会が生まれ、民主党政権に不安がつのる状況下、大連立という話が出てくるようになりました。しかし、現状ではまだ時期尚早の環境ではないでしょうか。危機感を膨らませている有識者や政界では、真近に迫る国の破綻を憂いそのような政界再編を考えることになるのでしょうけど、まだまだ一般市民の社会生活感からみれば実感としてのものではないでしょう。もっとも危機感の顕われとして出たのは、渡辺読売会長が仲介した小沢元民主党代表と福田元総理との間での大連立画策が始めですが、今回も同会長の元で話が浮上するなどしていますが、国民の生活観は政治に対する不満と将来への不安があるものの、節約心程度の広がりがある位で、未だ本当に気合を入れて改革を望む状況まで追い詰められている感覚をもってはいないようです。こうして、政治家も経済界もメデイアも大衆も、大変だ大変だと騒ぎつつ誰しも現状を変えたいと切に考えているものはおらず、現在総ユデガエル状態にあるというところでしょうか。わかっちゃいるけどやめられない・・・という心境でしょう。日本よりまだ財政状態がましであるヨーロッパや米国では、緊縮政策に反対して、一部学生や労働者による血と汗と涙が流されている状況ですが、日本ではまだまだそのような過激な話は聞かれません。質素倹約ながらも平和な暮らしが続いています。静かにマグマが溜まりつつある感じがしますが、現時点で政治と社会の変革を求めるほどのエネルギーは発生していないのではないでしょうか。現状ではマグマの噴出を抑えるべくバラマキ政策とポピュリズムが推進される道中でしょう。しかし、やがて改革のなすすべもなく、やがて臨海点を迎えると市場の反乱とか事件事象の発生を起点として爆発し混乱の中から、救国内閣や挙国一致が求められるようになり大連立といった統一政権が生まれるようになるのだと思います。すなわち、何か国民生活を一変するような出来事が起きないと政治は動かず、低迷腐敗を深めてゆくでしょうから、もうしばらくは大連立という話は実現しそうにないでしょう。
政治
電脳法師
2010-12-16T13:42:10+09:00
ようになりました。
しかし、現状ではまだ時期尚早の環境ではないでしょうか。危機感を膨らませている
有識者や政界では、真近に迫る国の破綻を憂いそのような政界再編を考えることになる
のでしょうけど、まだまだ一般市民の社会生活感からみれば実感としてのものではない
でしょう。
もっとも危機感の顕われとして出たのは、渡辺読売会長が仲介した小沢元民主党代表と
福田元総理との間での大連立画策が始めですが、今回も同会長の元で話が浮上するなど
していますが、国民の生活観は政治に対する不満と将来への不安があるものの、節約心
程度の広がりがある位で、未だ本当に気合を入れて改革を望む状況まで追い詰められている
感覚をもってはいないようです。
こうして、政治家も経済界もメデイアも大衆も、大変だ大変だと騒ぎつつ誰しも現状を変えたい
と切に考えているものはおらず、現在総ユデガエル状態にあるというところでしょうか。
わかっちゃいるけどやめられない・・・という心境でしょう。日本よりまだ財政状態がましである
ヨーロッパや米国では、緊縮政策に反対して、一部学生や労働者による血と汗と涙が流されて
いる状況ですが、日本ではまだまだそのような過激な話は聞かれません。質素倹約ながらも
平和な暮らしが続いています。
静かにマグマが溜まりつつある感じがしますが、現時点で政治と社会の変革を求めるほどの
エネルギーは発生していないのではないでしょうか。現状ではマグマの噴出を抑えるべく
バラマキ政策とポピュリズムが推進される道中でしょう。しかし、やがて改革のなすすべも
なく、やがて臨海点を迎えると市場の反乱とか事件事象の発生を起点として爆発し
混乱の中から、救国内閣や挙国一致が求められるようになり大連立といった統一政権が
生まれるようになるのだと思います。
すなわち、何か国民生活を一変するような出来事が起きないと政治は動かず、低迷腐敗を
深めてゆくでしょうから、もうしばらくは大連立という話は実現しそうにないでしょう。
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サービス業は生産性低い?
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2010-11-29
国の経済構造が解説される時、しばしば日本はものつくり国家で製造業が得意でありハイテク製品や自動車が、国際競争力ある製品として知られています。そして、日本の経済繁栄と成長のためには輸出拡大による外貨獲得で国民の所得も増加し豊かになれるという見方が一般的でしょうか。そのため、通貨についても円安が望ましく株式市場も円高ドル安は好まれないようです。しかし、国際収支面では21世紀に入り既に、所得収支が貿易黒字を上回っており製造品を輸出して稼ぐよりも、利息配当等による収入が多く金融立国のようになっています。あいかわらず、マスメデイアの経済報道では日本の貿易収支面を大きく取り上げ、一方で国内のサービス業に対して、内需が拡大せずデフレ要因の一つとして冴えない一面を報道することが多いようです。その際、よくいわれるのはサービス業は生産性がまだ低く合理化、効率化や新業態創造などで、生産性を高め需要拡大と成長が必要との意見がよく聞かれるところですが、解説はマクロ的にそこまでで、サービス業のどのようなジャンルが低生産性なのか、よくわからない面があります。もう少し、専門機関やエコノミストの具体的なデータや解説が欲しいものです。そもそも、本当にサービス業は生産性が低いのだろうか?それすらも、はっきり確信がもてません。というのも、サービス業は多岐にわたり製造業と農林業を除くものが全てサービス業といってもよいくらいでしょうから、すべてが低生産性というのもおかしな話だと思います。むしろ、最近クローズアップされるOMOTENASHIの観光業や、グルメの提供力など他国にないようなサービス力も評価されるようになりましたが、製造業に比べればまだまだ認知され国際化に及ぶものではありません。生産性が低いといわれるものは、おそらく日本の場合、中間業者によるマージンが多段階にわたり抜かれる、中間搾取構造にあるのではと感じています。国の人口が増え拡大成長期には、国土の隅々まで極め細かく行き渡る中間流通構造や物流システムが相当貢献したかもしれませんが、収縮経済になるとその事が非効率そのものになってしまい、国際競争力として語られる場合、低い生産性ということになるのだろうと推測します。筆者は、一般の日常生活面でサービス業というものを考えた場合過剰サービス、過剰包装ではないかと思われるくらい日本のサービス業は行き届いているのではないかと感じるわけですが、ともかくも、個別各論..
経済
電脳法師
2010-11-29T12:17:55+09:00
ハイテク製品や自動車が、国際競争力ある製品として知られています。
そして、日本の経済繁栄と成長のためには輸出拡大による外貨獲得で国民の所得も
増加し豊かになれるという見方が一般的でしょうか。
そのため、通貨についても円安が望ましく株式市場も円高ドル安は好まれないようです。
しかし、国際収支面では21世紀に入り既に、所得収支が貿易黒字を上回っており製造品を
輸出して稼ぐよりも、利息配当等による収入が多く金融立国のようになっています。
あいかわらず、マスメデイアの経済報道では日本の貿易収支面を大きく取り上げ、一方で
国内のサービス業に対して、内需が拡大せずデフレ要因の一つとして冴えない一面を
報道することが多いようです。
その際、よくいわれるのはサービス業は生産性がまだ低く合理化、効率化や新業態創造
などで、生産性を高め需要拡大と成長が必要との意見がよく聞かれるところですが、
解説はマクロ的にそこまでで、サービス業のどのようなジャンルが低生産性なのか、よく
わからない面があります。
もう少し、専門機関やエコノミストの具体的なデータや解説が欲しいものです。
そもそも、本当にサービス業は生産性が低いのだろうか?それすらも、はっきり
確信がもてません。というのも、サービス業は多岐にわたり製造業と農林業を除くものが
全てサービス業といってもよいくらいでしょうから、すべてが低生産性というのもおかしな
話だと思います。
むしろ、最近クローズアップされるOMOTENASHIの観光業や、グルメの提供力など他国に
ないようなサービス力も評価されるようになりましたが、製造業に比べればまだまだ認知
され国際化に及ぶものではありません。
生産性が低いといわれるものは、おそらく日本の場合、中間業者によるマージンが多段階
にわたり抜かれる、中間搾取構造にあるのではと感じています。
国の人口が増え拡大成長期には、国土の隅々まで極め細かく行き渡る中間流通構造や
物流システムが相当貢献したかもしれませんが、収縮経済になるとその事が非効率その
ものになってしまい、国際競争力として語られる場合、低い生産性ということになるのだろう
と推測します。
筆者は、一般の日常生活面でサービス業というものを考えた場合過剰サービス、過剰包装
ではないかと思われるくらい日本のサービス業は行き届いているのではないかと感じる
わけですが、ともかくも、個別各論的に専門者の分析した低生産性のサービス内容を
知りたいものです。
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膨張と発散のスタート2
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2010-11-04
米国FRBが、金融緩和策として6000億ドルの米国債買入れを決定しました。インフレ懸念も薄れ、デフレ対策と雇用拡大のため景気刺激が必要なのでしょう。これに先駆け日銀も、緩和策として先に述べたような基金を設置し、5兆円の対策を発表しました。米国の場合、今回の金融緩和策がQE2と呼ばれて、第二回目の対策ということになるわけですが、今回の緩和策が来年6月迄ということで、月当たり750億ドルの国債買入れとなり初回分を合わせると、月当たり1100億ドルになるそうです。米国の場合、これでも景気が浮上するかというとまだまだ時間がかかりそうなので、次の第三回目は、来年あるかどうかという議論もでてきそうですが、中間選挙で民主党大敗し、共和党が下院で過半数となったため簡単に財政を膨らませるというわけもいかなくなるでしょうし、もしかしたら来年景気回復の兆しも現われるのかもしれないためやるとしても最終局面が近くなりそうです。一方、日銀の方は昨年より米国同様金融緩和を、重ねて行なっていますがドバイショックがあった昨年12月の3ヶ月物担保公開オペの対策時より、おそらく日銀は財政の膨張と発散を覚悟したのではないでしょうか?当時、日本はリーマンショック後の景気急降下から輸出を中心に急回復中で金融システム不安も欧米に比べて指したることもなく、追加緩和策をとるほどでもないと見られたのに政府圧力との噂のもと、ドバイショック程度の問題で日本にたいしてそれほど影響もないのに緩和策を実施したと思われます。そして、この操作は10兆円から始まりすでに30兆円へ拡大し、今回の5兆円策と合わせて35兆円の基金が設置されることになったわけです。おそらく、30兆円分のオペはこれから適宜、国債買入れに振り返られたりして日銀券ルールの枠外として扱われ、また金額も拡大し国債大量発行と日銀の国債買入れにより財政の膨張と発散に拍車がかかるようになるということでしょうか。経済書によると、日銀政府は国債管理政策というものを決めてキメ細かく市場のニーズと需給バランスに応えるべく国債市場をコントロールしているとのことですが、おそらく市場との対話をはかり、慎重に金融市場と財政の間で均衡を図っているのでしょう。しかし、誰しも感じるようにその対策スピードのローテーションはかなり早くなっているように思われます。数ヶ月ごとの発散スピードといった感じです。かなり放物線上の坂を登り始めているような印..
経済
電脳法師
2010-11-04T12:02:45+09:00
インフレ懸念も薄れ、デフレ対策と雇用拡大のため景気刺激が必要なのでしょう。
これに先駆け日銀も、緩和策として先に述べたような基金を設置し、5兆円の対策を
発表しました。
米国の場合、今回の金融緩和策がQE2と呼ばれて、第二回目の対策ということになる
わけですが、今回の緩和策が来年6月迄ということで、月当たり750億ドルの国債買入れ
となり初回分を合わせると、月当たり1100億ドルになるそうです。
米国の場合、これでも景気が浮上するかというとまだまだ時間がかかりそうなので、
次の第三回目は、来年あるかどうかという議論もでてきそうですが、中間選挙で民主党
大敗し、共和党が下院で過半数となったため簡単に財政を膨らませるというわけも
いかなくなるでしょうし、もしかしたら来年景気回復の兆しも現われるのかもしれないため
やるとしても最終局面が近くなりそうです。
一方、日銀の方は昨年より米国同様金融緩和を、重ねて行なっていますがドバイショック
があった昨年12月の3ヶ月物担保公開オペの対策時より、おそらく日銀は財政の膨張と
発散を覚悟したのではないでしょうか?
当時、日本はリーマンショック後の景気急降下から輸出を中心に急回復中で金融システム
不安も欧米に比べて指したることもなく、追加緩和策をとるほどでもないと見られたのに
政府圧力との噂のもと、ドバイショック程度の問題で日本にたいしてそれほど影響もないのに
緩和策を実施したと思われます。
そして、この操作は10兆円から始まりすでに30兆円へ拡大し、今回の5兆円策と合わせて
35兆円の基金が設置されることになったわけです。
おそらく、30兆円分のオペはこれから適宜、国債買入れに振り返られたりして日銀券ルール
の枠外として扱われ、また金額も拡大し国債大量発行と日銀の国債買入れにより
財政の膨張と発散に拍車がかかるようになるということでしょうか。
経済書によると、日銀政府は国債管理政策というものを決めてキメ細かく市場のニーズと
需給バランスに応えるべく国債市場をコントロールしているとのことですが、おそらく市場との
対話をはかり、慎重に金融市場と財政の間で均衡を図っているのでしょう。
しかし、誰しも感じるようにその対策スピードのローテーションはかなり早くなっているように
思われます。数ヶ月ごとの発散スピードといった感じです。かなり放物線上の坂を登り始め
ているような印象です。
あまり残された時間はない事は、政府関係者も日銀も承知の事でしょうからあとは、ひとえに
政治の力ということになるわけですが、どうも政治の方は絶望的な方向に着々と進んで
いるように思えてなりません。
自らの構造改革が適わぬならば、事象として起きるガラガラポンは出来る限り早く発生
したほうが、国民の傷も浅く、復興も迅速に行なえるとおもうのですが?
このままじりじりと真綿で首が絞められるように国力衰退していくのは忍びないものが
あります。これからの社会を支える子や孫の世代に、希望のある道筋を作り出したい
ものです。
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膨張と発散のスタート
https://dennohoshi.blog.ss-blog.jp/2010-10-18
日銀は、政策金利をゼロ金利にして、さらなる金融緩和を実施するようになりました。政策金利は、すでに下がる所まで下がっているので、市場の反応はたいしたものではないようですが、今回の金融緩和策で、日銀はバランスシート上に基金を設け、5兆円規模の、国債買受やETF,リートの買取などをすることにしたようです。はじめての措置で、これは日銀券ルールでの国債買取枠とは別枠になるようですが、今回の基金創設で、いずれ5兆円規模は次第に膨れ上がっていくことになるのでしょう。やがて、規模拡大とともに日銀のバランスシートからも分離され政府の特別会計上の国債整理基金特別会計とも違い、日銀総資産にも入らないような責任の主体がよくわからないような、特別ファンドとして膨張していくのではないでしょうか。政治家の責任でもない、日銀当局や官僚の責任でもないお化けのような基金会計がこれから大量発行される国債をがぶ飲みして膨張していく・・・・・そのようなシナリオを考えてしまいます。そして、国会では与野党ともども、非難やののしりあいで責任問題をこねくり回し、日銀は、金融政策の限界と、非難をかわし、わけのわからない国債がぶ飲みファンドが極限まで国の借金を引き受ける。いやはや、先がおもいやられる事ですが今後の展開は、経済問題からひとえに政治力の問題に焦点は絞られてきたように思います。つまり、政府と国会の信用力が近未来の日本の行方を左右する重要なメルクマールになりそうです。しかし、残念ながら現在の与党の政権担当能力や、自民党をはじめとする野党の政治力や、各々の政治家の資質を考量すると、どうも厳しいと言わざるを得ません。しばらく、ポピュリズム的でパフォーマンス型の短絡的な理念無き政治の執行がねじれ国会の下で続きそうです。しかし、国民と世論は選挙を通じてこのような政体を選んだわけであり、外科的手術より薬用療法を望んだ上で、これまでの延長線として国政を進めるというスタイルは政権交代などというものでは、変わらないということでしょう。現状維持は甘受するけど、後退は望まず、さりとて進歩のためのチャレンジ精神やリスクテークも望まず、といったところが国民の現状心理なのでしょうか。
経済
電脳法師
2010-10-18T12:10:01+09:00
政策金利は、すでに下がる所まで下がっているので、市場の反応はたいしたものでは
ないようですが、今回の金融緩和策で、日銀はバランスシート上に基金を設け、
5兆円規模の、国債買受やETF,リートの買取などをすることにしたようです。
はじめての措置で、これは日銀券ルールでの国債買取枠とは別枠になるようですが、
今回の基金創設で、いずれ5兆円規模は次第に膨れ上がっていくことになるのでしょう。
やがて、規模拡大とともに日銀のバランスシートからも分離され政府の特別会計上の
国債整理基金特別会計とも違い、日銀総資産にも入らないような責任の主体がよく
わからないような、特別ファンドとして膨張していくのではないでしょうか。
政治家の責任でもない、日銀当局や官僚の責任でもないお化けのような基金会計が
これから大量発行される国債をがぶ飲みして膨張していく・・・・・そのようなシナリオを
考えてしまいます。
そして、国会では与野党ともども、非難やののしりあいで責任問題をこねくり回し、
日銀は、金融政策の限界と、非難をかわし、わけのわからない国債がぶ飲みファンドが
極限まで国の借金を引き受ける。
いやはや、先がおもいやられる事ですが今後の展開は、経済問題からひとえに政治力
の問題に焦点は絞られてきたように思います。
つまり、政府と国会の信用力が近未来の日本の行方を左右する重要なメルクマール
になりそうです。しかし、残念ながら現在の与党の政権担当能力や、自民党をはじめと
する野党の政治力や、各々の政治家の資質を考量すると、どうも厳しいと言わざるを
得ません。
しばらく、ポピュリズム的でパフォーマンス型の短絡的な理念無き政治の執行が
ねじれ国会の下で続きそうです。
しかし、国民と世論は選挙を通じてこのような政体を選んだわけであり、外科的手術
より薬用療法を望んだ上で、これまでの延長線として国政を進めるというスタイルは
政権交代などというものでは、変わらないということでしょう。
現状維持は甘受するけど、後退は望まず、さりとて進歩のためのチャレンジ精神や
リスクテークも望まず、といったところが国民の現状心理なのでしょうか。
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