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大連立政権 [政治]

ねじれ国会が生まれ、民主党政権に不安がつのる状況下、大連立という話が出てくる
ようになりました。

しかし、現状ではまだ時期尚早の環境ではないでしょうか。危機感を膨らませている
有識者や政界では、真近に迫る国の破綻を憂いそのような政界再編を考えることになる
のでしょうけど、まだまだ一般市民の社会生活感からみれば実感としてのものではない
でしょう。

もっとも危機感の顕われとして出たのは、渡辺読売会長が仲介した小沢元民主党代表と
福田元総理との間での大連立画策が始めですが、今回も同会長の元で話が浮上するなど
していますが、国民の生活観は政治に対する不満と将来への不安があるものの、節約心
程度の広がりがある位で、未だ本当に気合を入れて改革を望む状況まで追い詰められている
感覚をもってはいないようです。

こうして、政治家も経済界もメデイアも大衆も、大変だ大変だと騒ぎつつ誰しも現状を変えたい
と切に考えているものはおらず、現在総ユデガエル状態にあるというところでしょうか。

わかっちゃいるけどやめられない・・・という心境でしょう。日本よりまだ財政状態がましである
ヨーロッパや米国では、緊縮政策に反対して、一部学生や労働者による血と汗と涙が流されて
いる状況ですが、日本ではまだまだそのような過激な話は聞かれません。質素倹約ながらも
平和な暮らしが続いています。

静かにマグマが溜まりつつある感じがしますが、現時点で政治と社会の変革を求めるほどの
エネルギーは発生していないのではないでしょうか。現状ではマグマの噴出を抑えるべく
バラマキ政策とポピュリズムが推進される道中でしょう。しかし、やがて改革のなすすべも
なく、やがて臨海点を迎えると市場の反乱とか事件事象の発生を起点として爆発し
混乱の中から、救国内閣や挙国一致が求められるようになり大連立といった統一政権が
生まれるようになるのだと思います。

すなわち、何か国民生活を一変するような出来事が起きないと政治は動かず、低迷腐敗を
深めてゆくでしょうから、もうしばらくは大連立という話は実現しそうにないでしょう。



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