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ねじれ国会後の社会はどうなる? [社会]

参議院選挙が終わり、衆参両議院のねじれが生まれました。
以前の自民民主のねじれ状況とは反対の事態で生まれ、今度はさらに衆議院で
2/3以上の議員数を確保していない民主党政権のもとで、厳しい国会運営が予想されます。

連立やパーシャル連合など、様々な政権樹立や野合、少数政党の思惑など政界では
いろいろ水面下で構想されているのかもしれませんが、いずれにせよ強力安定政権での
国政は望めないでしょう。

国民も選挙を通して、この道を選択したわけですが日本の将来にとって吉とでるかそうならない
のか?・・・答えは直近の未来に明らかになることでしょう。

予想されることは、国政に対する合意形成が随分と手間暇かかり、時間を要するということ
でしょう。国難打開に向けて一刻の猶予も許される状況でない中、このことは非常に懸念
とされるところです。

現政権のもと、一応、中期財政フレームや長期の健全化計画から、来年度予算以降に
対する骨子が公表され、国債発行の現状上限44兆円以下とか歳出を国債費を除き71兆円
に抑えるなどといった緊縮財政指針や、社会保障費自然増1.3兆円は容認するなどの
方針が出されていますが、問題は各骨子を充足するために如何に矛盾や困難が孕んで
いるか・・・また、ねじれ国会でどれだけ実現されるかということでしょう。

今の時点でもこれから先、右往左往、前進後退、紆余曲折などが新聞面を賑わすような
状態を想像できそうです。

すでに、鳩山前政権下での国家戦略局案や公務員制度改革、ムダ削減などの後退
普天間問題も時間経過という猫だましを使いつつ先祖帰りの方向をたどっています。

何のことはない、消費税議論をはじめ諸々の政策は民主自民似たり寄ったりで次第に
サヤ寄せし、やる事に大差ない状況が生まれつつあるようです。

おそらくこれから、国民のストレスはますます溜まる一方、財政逼迫のマグマはより大きく
溜まり、政策の許容範囲はさらに狭まり、終にはバブルの如く弾けるのだろうか?

それにしても、国際社会の報道を見るにつけ、ユーロでは各国で緊縮財政に市民が怒り
の声を上げ労働運動やスト決行などの実力行使を行い、西アジアやアフリカでは政治体制
や民族紛糾のもと絶え間ない武力行動が展開され先進国の治安維持活動などで多くの
命が失われている一方、日本国内では全く外界のことのように平和で豊かな生活が
営まれている感じです。

格差社会だとか、派遣労働者の保護とか不況下での中小企業支援とかで大変だと
国内限りの大騒ぎをマスコミともどもやっているわけですが、ストのスの字も起こること
なく、利害関係者間で激しい対立が生まれるわけでもなく、深刻に国民一人一人が向き合って
いるというような状況でもなく、マイナスサム社会の現出にうんざりしている程度で
多くの人々は今の所、平和と豊かさを十分享受しているのではないかとの思いがします。

少なくとも現状維持が、今後も続けばそれほど悪くはないじゃない・・・という気持ちですが
果たして現実もそのようにいけるのでしょうか。


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