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昭和の街並み盛衰 [社会]

昭和の時代に小青年時代を過ごした筆者の街並み記憶を、つらつらと書き留めておこう。

子供の頃、育った町の移り変わりや旅先の田舎の風景を見るにつけ、地方都市の
村落地域や駅前の空き家廃屋が、年を重ねるとともに増加しスカスカ状況が顕著になっています。

日本の人口増加とともに、経済成長を謳歌した昭和時代に個々人の経済的豊かさは
膨らんでいったのですけど、一方で都会へ富と人口は集積集中され地方に選挙の票田が
たまり場の如く集められたのでした。

長らく続いた自民党政権は、卒なく地方の票田をすくい上げ政権維持を図るとともに、中央地方
間の所得と富の配分をうまく図り、戦後のめざましい復興成長を遂げることができたのでしょう。

しかし、西欧文明化と成熟経済にいたりこの構造は硬直的なものとなり、停滞と不況が
世相を灰色に変えていったこともまた事実でしょう。

なつかしき昭和の街並みを書き留めると、

畳屋→今でも細々と、数少ない店が点在
塾→子供の教育熱にのっかり今や隆盛乱立大増加
駄菓子屋→ほとんどなくなった
金物店→ホームセンターに食われる
工務店→今でも相変わらず全国津々浦々にある
指物屋→まず見かけない
居酒屋→今も昔も変わらず
家具店→大型専門店に食われる
洋品店→専門店に食われるが、ブティックが健闘している
石屋→街中では消えたが、郊外にありそう
銭湯→めっきり減った。大手のスーパー銭湯が台頭
時計店→時計販売修理では採算とれず模様替え
電気店→メーカー系列ごとに数多く見かけたが、大型店に食われて青息吐息
タバコ屋→ばあちゃんの副業だったが、めっきり減った
クリーニング屋→アウトソーシングとして昔より増えた感じ
書店→ジリ貧傾向
酒屋→町の仕切屋的票集め、昔の庄屋出身などだがジリ貧
魚屋八百屋肉屋→スーパーにチェンジ
自転車店→今でもあるけど淘汰されて限定的
靴屋→修理の需要なくなり大手小売店の中へ埋没
和服着物屋→まず街中からは消えた
薬屋→大手チェーン化で激増している
調剤薬局→どうして病院のとなりに必ずくっついているのだろう
病院診療所→増えているが、命に別状ない歯医者、眼科など激増、医は算術
自動車整備場→町の零細整備場は老齢化につき閉店進む
美容院理髪店→過当なまでに、いたるところにある
ハリ鍼灸院マッサージ→やや安直に増加中、健康保険料のくすね得
墓石葬儀屋→平成の成長産業
中華料理ラーメン屋→専門化でシノギ削るも過当ぎみ
はんこ屋→都心オフィス街のみ存在しうる
印刷屋→全国いたるところにあったが、激減中
文房具店→学校のとなりで、細々と公共発注を待っている
カメラ現像屋→デジタル化で大手チェーンに振り替え
ファミレススーパー→頭打ち状態

まあ、こんなところでしょうか?



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