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民主党員サポーターの代表選票割は驚くべき6:4 [政治]

民主党代表選投票結果、小沢一郎氏おそるべしか。

民主党員サポーターの投票結果は、249ポイント対51ポイントで、菅首相の圧勝
となったが、投票数を比較すると20万票余りの内訳は6:4の割合だった。

世論の状況からすると、圧倒的な差がついても不思議でないと思いますが、地方議員
得票ポイントの60:40と同じ結果になっています。

党員サポーター票は、小選挙区での総取り方式なのでオセロゲームの如く勝ち負けが
はっきり出るためポイント数では大差となりましたが、獲得票ではあまり差のない
結果となっています。

国会議員票では、ほぼ拮抗ということで、総じて見ると伯仲に近い結果だったといえる
かもしれません。

今回の小沢氏出馬は、どうみても世論支持がある筈も無く、本人も御輿を担ぎ出した
周囲も十分承知していたでしょうし、メデイアに袋叩きされることもわかっていたでしょう。

筆者も、同氏が表にでるのはちょっと時期尚早ではないかと思いましたが、敢えて出馬
に踏み切ったのは、どうしてなのでしょう?

小沢氏は、立候補表明時出るべきか悩んだことを述べていますが、敢えて敗北も
考慮して出馬に踏み切ったのではないか?それは勝っても負けても、どちらでも
今後の政権運営に関与できるものと考えていたのではないでしょうか。

現実には、時期的に早いと考えていたが、たとえ敗れても、いずれ新政権は行き詰まる
のは誰しも思量できるし、いずれその時、大ナタを振るわねばならない。
勝てば勝ったで、即日から総理として改革に取り組める。
一方、菅首相の性格と、支持派の状況を考えると無投票再選で続投した場合、たとえ
国政運営に行き詰まっても、ああいえばこういう型の論理と麻生元首相のような
強情な面が菅氏には見られるので、簡単に引責辞任しないというリスクもあると
いう見通しもあったのではないか。


従がって、選挙終了後もいち早く一兵卒として頑張ると表明しており、その意味する所は
民主党を割らず、また、新政権のもとで重要ポストにはつかないという意味だろうか。

無菌室(クリーンルーム)から出てきた、クリーン内閣のもとでねじれ国会や普天間など
の外交問題を乗り切っていけるか、権謀術数うずまくバイ菌たくさんの永田町や知謀知略の
官僚、厳しい党運営などで指導力を発揮できるかますます心配になります。

しかし、小沢氏ももう68歳になるしあまり時間は残されていないでしょうし、本人も
トップリーダーとして采配を振るうのは、あまり希望してないのではないか?
しかも、同氏が実権を握り国政改革に当たったとしても、すでに手遅れの状態になって
しまっていると思います。市場の反乱発生とともに、強いリーダーシップで乗り切って
いかざるを得ないので、小沢氏またはそれに代わる強い指導者は、強権執政のもと
歴史的悪人のレッテルを貼られる可能性大といえるでしょう。

混乱した国政と経済に立ち向かう強いリーダーが小沢氏なのかそれとも、別の誰かに
なるのかは分かりませんが、それまでは、全員参加とか挙党一致とかのスローガンの
もと、ワイワイガヤガヤ型の政治が民主的と称してしばらく続くことになるのではないで
しょうか。

できうれば、時間的にできるだけ早いうちに市場による強制力を受けて日本の構造
転換が始まった方が、現状を長く引っ張って後に大きな損失と痛みを極めるより
いささか軽い傷で済むのではと憂慮するところです。


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